青魚の背中が青くて、お腹が白いのは・・・

今年はサンマが獲れないそうです。

どうやら魚場が少し遠方に移動したラシイ。

サンマも含めた青魚は、いつも海の表面近くを泳いでいます。

生まれてこのかた、休んだことはありません。

上からは鳥に狙われるので、背中は海と同じ保護色で身を守る。

下からは大型の魚に狙われるので、お腹は空と同じ白色。

背中の青色は、太陽の紫外線による酸化から身を守るため。

ところで、動物にも魚にも「皮」がありますが、魚の皮の方が栄養学的には動物のそれよりも優れているよう。

優れているのは、皮についている脂肪。

動物のような恒温動物の脂肪は、室温になるとラードとなって固まってしまう。

でも変温動物の魚は、冷たい海水の中でも固まったりしません。

イメージでは、ヒトの血管の中でも固まりにくそう。

でも、実際はどうなんでしょう。

魚の皮は1回アミノ酸まで分解されて、そのあとタンパク質や脂肪に合成されるので、まったく別モノに変わってしまうと思うのですが・・・。

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