あるインドの言語学者がこんな事を言っ
ておりました。『日本人は6つの言語を
使いこなす非常に特殊な民族だ』と。
日本語と言えばふつう、『ひらがな』
『カタカナ』『漢字』『ローマ字』の
4種類を思い浮かびます.
ひらがな、カタカナはそれぞれ46文字
、漢字に至っては10万字を超える数
が存在するため、この4種類だけでも
使いこなすのは至難のワザ。しかし彼
が言うには、残りの2つが日本語の難
易度を大きく上げていると言う。
5つ目は『絵文字』。これは相手の表情
や声がわからない声文字でのやり取りに
対する配慮から生まれたものだ。しか
し、泣いている絵文字でも感動したり、
喜んでいるイミの場合もあり、外国人が
使いこなすのは非常に困難。
そして最後の6つ目、これはワタクシも
苦手なのですが、『空気』。目には見えな
いけども、日本では読めなくては困る場
合が多く、海外の人にとっては、最も難
関らしい。
ワタクシはその他もう1つあると思う。
それが『行間』。
これは海外の人どころか、若い男の子も
どうやら苦手のようだ。こういう話があ
ります。ある女子校に勤めていた女性の
国語教師が男子校に転勤して来た。で、
男子生徒に質問した。『この線の付いてい
る文章はどういう意味だと思いますか?』
男子生徒、『わかりません。』
『わからない?』
『だって、書いてないじゃん!』
『女の子ならみんなわかりましたよ。』
まあ、女子高生は『行間』が読めるけ
ど、若い男子高生はどうやら『行間』
を読むのが苦手のようだ。