ウマと言えば道産子を思い浮かべますが、もともとウマは草の乏しい半砂漠に生きていた草食獣。
速く走れるように進化してきました。
目の穴は後ろのほうにあって、それぞれ横についています(写真)。
そのため、首を曲げなくても350度、ほとんど360度のハンイを見ることができます。
これならすぐにオオカミなどの敵を発見できる。
牛のように角を持たないので、ひたすら逃げます。
決して追いかけてはきません。
歯は大きく発達して、先端の左右3本の前歯は幅広いので、硬くて丈の短い草でも上下で食いちぎれます。
そして草の硬い繊維を細くすりつぶすために、奥歯が6本も7本も必要。
このために顎が長くなった。
だから目の前の部分が長くなって、ウマづらになりました。
ちなみに、ウマは速く走れるように足の指が5本→3本→1本と進化しました。
このウマの話は、解剖学の大泰司先生(現北大名誉教授)が言っておりました。