場のフンイキを体感する佐々木五段将棋の佐々木勇気五段、藤井四段の連勝記録を29でストップさせました。
ワタクシ、将棋のことはよくわからないんですが、藤井四段の対戦現場に行って場の雰囲気を感じて、しっかり対策を練ったのがよかったのだと思いました。
これは、甲子園でよく起こることなのですが、甲子園では「魔物が住んでいる」と言われています。
よく考えてみれば、魔物なんかホントは住んでいないわけで、魔物でも女神でもない「何か」の存在を球児たちは肌で感じています。
それは、観客。
応援せずにはいられないのが人間の本性で、観客の「頑張れ!」という気持ちがひとつになって、球場全体の空気がどちらか一方のチームへと流れていく。
ファインプレーに拍手し、エラーにため息をつく。
ピンチになれば、息を潜めて見守る。
審判でも多少甘いボールでもストライクと言ってしまう。
こうやって、球場全体を味方につけたチームは強いのです。
藤井四段の登場するあの部屋は、テレビ局、新聞社などの報道陣、テレビを見ているワタクシたち皆が彼を応援しています。
そこに一人だけ佐々木五段が入っていっても、いつも通りできるわけがありません。
事前に試合現場、場のフンイキ、そして相手をしっかり研究したのがよかったんだなと思いました。
佐々木五段、アッパレでした。
そして藤井四段よ、今は皆さんがミコシを持ち上げてくれているので、今のうちにしっかり力を蓄えていただきたい。