ある英国人の女性が日本を一人旅した時
のお話です。その人は中国、韓国そして
日本を順番に旅行していました。
ある日、朝電車に乗った時、小学2年生
くらいの女の子が電車に乗っていました
。周りには親らしき大人が見当たりませ
ん。で、その女の子は目的の駅に到着し
て一人で降りた。しばらく見ていたら、
別の小学生が一人で乗って来て、また
一人で降りた。
『私の国、イギリスでは11歳になるまで
子供を一人で外に出すなんて、法律で禁
止されています。日本って、なんて野蛮
で危ない国なのかしら?!』
またこんなこともありました。
朝早く散歩していたら、小学生が一人で
学校に向かっています。また周りには親
らしき人は見当たりません。ただ、いる
とすれば、交差点でフツーのおばさん達
が立っているだけ。暇そうに。
『あの人達、いったい何をしているのか
しら?』
そして、こんな風景も目にしました。信
号のない横断歩道で小学2年生くらいの
女の子が渡ろうとしています。すると前
から左折するクルマが・・・。するとそ
の女の子はペコリと頭を下げているじゃ
ありませんか。周りには誰もいません。
『あの子、Why、急にペコリしたんだ
ろう?』そのイギリス人の女性は日本っ
て、不思議で変な国だなあ、と思ってい
ました。
で、その女性はあらかじめ予約してあっ
た旅館に到着しました。するとそこに旅
館の女将(おかみ)が出て来て自分に対し
ておじぎをしてくれました。
そのイギリス人の女性は今まで日本に来
て体験したことを訴えるように女将に話
し続けました。
【続く】