人の背骨は横、上下の進化に『ひねり』を加えた(前半)

スウェーデンにあるターニング・トルソ

スウェーデンのマルネって町にターニン
グ・トルソというビルがあります。この
ビル54階建てなんですが、何と、ビル
全体が大きくひねったような構造なん
です。5階単位で1ブロックになってて、
最上階では、1階に対して90度のひねり
を持っています。

5階1ブロックで54階建ての『ひねり』構造

コレ、何かに似てるよなあ、と思ったら
ヒトの背骨の構造。カラダをひとひねり
した立ち姿にソックリ。

背骨は頭蓋骨から骨盤の間をつなぐいく
つもの小さい骨と大きな骨バリエーショ
ンに富む骨の集団。まあ、椎骨の集まり

例えば、ヒトの背骨の構造は重い頭を支
える頸椎が7個、内臓と肋骨をまとめて
支える胸椎が12個。

胸椎は内臓と肋骨をまとめて支えて12個

さらに重心を支える腰椎が5個。その下
には骨盤に連なる仙椎・尾椎。コレ、
1つに見えますが複数の骨が癒着して
1個になったものです。

腰椎はカラダの重心を支える

1つ1つの形がすべて異なる骨が順番通
りに並ぶ、しっかりフックされているか
ら自由自在に動くようになったんです。

背骨の構造

この辺の話は解剖の話なので、マニア以
外は面白くも何ともないと思いますが、
書いているワタクシでさえ、大して面白
いとは思いません。後半はチョット為に
なるお話です。

       【続く】

 

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