微生物のクリストリジウムはガン細胞を破壊する

土の中で暮らすクロストリジウム

地球が出来て46億年経ちますが、微生
物の歴史も40億年あるらしい。その
微生物の中に本来は土の中で暮らして
いるクロストリジウムというヤツがい
て、酸素が大嫌いで、土の中の脂肪を
分解してエネルギーにしていました。
その際発する酵素にガン細胞を破壊す
る力があることがわかって来たんです。

苦手な酸素があるので鎧を着る

まず、クロストリジウムを血管の中に送
り込む。そこには苦手な酸素がタップリ
ですが、クロストリジウムはヨロイのよ
うな硬い膜をまとい、見事に酸素を防ぐ
。そして酸素が少ないガン細胞にたどり
着くと、まず変身。ヨロイを脱ぎます。
そして本来の姿に戻る。

ガン細胞の所に着くとヨロイを脱ぐ

さらに、そこでドンドン増殖して分裂し
て繁栄。ガン細胞の中では酸素が少なく
、クロストリジウムはそこだけで生きて
いける。

ここで、今度はクロストリジウムが出す
酵素の出番。ガン細胞の中の栄養分を
エネルギーにするために細胞を破壊し
始める。実際、ヒトで臨床試験をしたら
ガン細胞が小さくなった。

ガン細胞を破壊し始めた(オガワメモ)

従来のガン治療では効果がない患者さん
他に選択肢のない患者さんを助けること
ができるかもしれません。で、他にも
ガンを退治できるかもしれない微生物の
候補が数種類あって、それが、サルモネ
ラ菌、リステリア菌とも言われています。

ここからがワタクシの妄想です。ワレラ
が歯周病菌は酸素がない所で力を発揮す
るのですが、血液の中へ入っても、残念
ながら身に着けるヨロイを持っておりま
せんので、ガン細胞の所へ着く前に、酸
素に攻撃されて死んじゃう。

もし、歯周病菌が血液中でヨロイを身に
着ける能力を持ったならば、ガン細胞を
破壊できるかもしれません。何たって、
歯周病菌は酸素がいない所で力を発揮す
る生き物ですから。
と、まあ、そんな寝言みたいなコトを考
えています。

誰か、研究してくれないかなあ。

 

 

ブログ一覧