
ワタクシが14歳だった頃の夏、卓球部の
主将を任されていました。最後の夏です
。市の地区大会で団体戦に勝って県大会
に出るぞ!オー!と部員のみんなも意気
込んでいました。で、結局、お隣の中学
校に決勝戦で負け、団体戦での出場は叶
いませんでした。気を取り直して、個人
戦で頑張り、運も味方してくれて何とか
優勝する事ができました。

地区大会では団体戦決勝で負けてしまい、みんなと一緒に、県大会には行けませんでした。
県大会試合の当日はまず、団体戦から始
まります。ワタクシたちの地区代表の中
学校は、勝った、負けたでみんなでワイ
ワイガヤガヤ楽しそうにやっています。

県大会に出場したお隣の中学校は、団体戦で勝った、負けたでワイワイガヤガヤ楽しそう。
いいなあ。一方、ワタクシは個人戦代表
なので、誰ひとり話し相手もいません。
まわりは知らない人ばかりです。で、ワ
タクシは一人ぼっちで会場に行き、1回
戦で見るも無残に敗退し、私の中学卓球
は終了してしまいました。

個人戦代表なので、一人ぼっちで試合会場に行き、あっという間に負けてしまい、話し相手もいなかったので、自分の街にはいないレベルの高い選手の試合をしっかり目に焼き付けて帰りました。次は高校で頑張ろう!
何故この話をしたかと言うと、ステージ
は天と地ほどの差がありますが、大学将
棋の全国大会でこれとよく似た話を見つ
けたからです。大学将棋も例に漏れず、
まず初日が団体戦、それが終わると個人
戦が始まります。

これは1年前、大学将棋で北海道代表に
なったペンネーム三振さんの手記です。
三振さんは北海道学生将棋界では彼のこ
とを知らない者はもぐりだ、と言うくら
いの2024年最強実力者のうちの一人です
。2024年の12月27、28日に四日市で行
われた学生将棋王座決定戦(団体戦)の翌
日にある、学生王将戦(通称、十傑戦)・
個人戦に出場されました。その手記です
が、ちょっと話を盛っちゃいました。
許してね!では始めます。

何故、1年も経ってこんなものを書いて
いるか、自分でも苦しむところですが、
今年で私の大学将棋も終わりましたし、
いつか大学将棋の思い出を『振り返り』
したかったからでしょうか。私の名前も
振一郎であることですし。

大学将棋の思い出を『振り返り』したかった
ちなみに本大会を『十傑戦』と呼ぶ人も
いれば、『学生王将戦』と呼ぶ人もいます
。この個人戦は、全国予選を勝ち上がっ
て来た16人の中で1位~10位の順位を決
めるからこう呼ばれています。『十傑戦に
出ました』というのが憚られるほど私は
弱いので、私は『学生王将戦』と呼んで
います。

『十傑戦』に出る人は同世代学生最強レベル
大会当日、私は会場に入った瞬間、『オレ
、最下位かも?』と直感しました。それ
もそのハズ、知る人ぞ知る各大学の有名
人エースばかりなんです。有名芸能人の
中に素人が一人、ポンと放り込まれたよ
うなもんです。

『ひょっとして、オレ、最下位かも?』
私は12月26日にヒコーキでたった一人四
日市にある会場に入りました。あこがれ
の会場です。この日は、学生将棋王座決
定戦(団体戦)の最終日でもありましたの
で、一足先に来て闘っている北海道地区
代表の北海道大学の皆さんの応援に行こ
うと思い、会場に向かいました。それに
何と言っても『学生将棋王座決定戦』は
大学将棋の華なんですよ。

ヒコーキで名古屋に飛び、四日市に移動して、学生将棋王座決定戦(団体戦)の最終日の最終戦を見ることが出来ました。
団体戦出場は叶わなかったものの、一度
はこの目で見てみたいと思っていたもの
ですから、縁あって全国大会(個人戦)に
来られたこともあり、この機を逃す手は
ありません。

大学将棋王座決定戦の最終日。会場の雰囲気を味合うことが出来ました。
会場に到着した時は既に王座決定戦の最
終戦(9戦目)でした。優勝争いは立命館、
東大、早稲田に絞られていました。で、
優勝したのは立命館。2連覇です。


二連覇を成し遂げた立命館大学のみなさん。おめでとうございます。
8位、9位、10位争いも九大、山形大、北
大に絞られていました。北大も1勝して並
べば勝ち数で順位が決まるという、まさ
に各大学の死闘・修羅場を目の当たりに
しました。北大はまだ8戦目まで勝ち星
がありません。

北大は8戦目にして、まだ未勝利
最後の最後に北海道地区代表の北大が山
形大を4対3で制して、念願の1勝。2日間
ずっと最下位に沈んでいた順位を1つ上
げて、ほんと最後の最後に9位に滑り込ん
だのです。

北海道地区代表の北大は9位でした。
私も北大の死闘に勇気を貰いました。
『よ~し、オレも明日の個人戦は北海道
代表として、何としても1勝を挙げてみせ
るぞ!』と私はガラにもなく一人で燃え
ていたのでした。

『でも団体戦はいいですね。勝っても負
けても、みんなで喜びも悲しみも分かち
敢えますし。個人戦はポツンと私一人だ
けなんですよ。淋しいんです。』
【続く】