レオナルド・ダ・ヴィンチの『学問は1つ』(前半)

学問の世界は広すぎて、どのくらい広い
のかと言うと、1分野研究者数人程度。
もう10人も20人もいりません。例えば、
文系と理系があって、理系でも熱学とか
力学があって、力学の中でも流体力学と
か流動学とか何とかがあるわけです。

ドンドン細分化されていって、大学だと
ザクッと学ぶ。大学院に行ったら、特定
の1つの分野です。博士課程にいったら、
だいたいその分野で研究している人は地
球上で数人程度です。『一領域・1分野・
研究者数人』です。だから学問の世界っ
て細分化されているんですよ。学問は1
つ。

『1領域・1分野・研究者数人』です

だけど、理系と文系の両方ができる人っ
てスゴイですよね。文学の知識もあり、
医学の知識もあり、芸術のセンスもある
。フツー、1個極めるのも大変なことです
。ところが、レオナルド・ダ・ヴィンチ
と言う人がいて、まあ、あのルネサンス
の頃ですかね、一番有名なのがパリのル
ーブル美術館に飾られているモナリザで
すよ。ダ・ヴィンチをよく調べてみると
、ただの画家じゃないんです。

レオナルド・ダ・ヴィンチ

ルーブル美術館に飾ってある『モナリザ』

例えば彼が描いた人体図。これはですね
、医学を200年進めたと言われてるんで
す。彼は画家ですよ。アーティスト。そ
の彼が医学の分野を200年進めた。彼は
人体の解剖図を始めて描いた。

医学を200年も進めた人体の解剖図

世界で初めて飛ぶヒコーキを作ったのは
ライト兄弟ですが、それよりも何百年も
前にダ・ヴィンチがヘリコプターの原理
を説明した仕様書を作っているんですよ
。実際その通りのものが何百年か後にで
きるわけです。

ヘリコプターの原理を説明した仕様書

ダ・ヴィンチは物理学者としても有名で
すし、医学者としても、天文学者として
も有名なんですよ。そんなこと、できる
の?できたんです。1個極めるのも人生
全部費やしたってできやしないのに。

R・ダ・ヴィンチは天文学者としても有名

どうやって出来たかと言うと、これ、実
は原理は簡単なんですよ。ダ・ヴィンチ
は『物理やっちゃおうかな?天文学も医
学もやっちゃおうかな?』そんな感覚じ
ゃないんです。ダ・ヴィンチはひたすら
絵を描きたかっただけなんです。

ダ・ヴィンチはひたすら馬の絵を描きたかった

いい絵を描きたい。キャンパスに向かっ
て動物を描き、人を描いているうちに
『う~ん!』と悩んだらしい。馬の絵を
描いていた時、馬の皮膚の内側ってどう
なっているのかなあ?って興味を持つわ
けですよ。この構造がもしわかったら、
いい絵が描けそうな気がすると。

ダ・ビンチは人を描いている内に『う~ん!』と悩んだ。

そこでどこから手に入れたのか知りませ
んが、馬の死体を運び込むわけですよ。
当時まだ電気がありませんから、ロウソ
クを立てて、そこで馬の解剖をするんで
すね。そしてまず皮膚を剥いでみる。筋
肉が見えるわけです。

『は~、こうなっているのか!あっ、だ
からここで、あっ、なるほどね。』と言っ
て、キャンパスに向かって絵を描くわけ
です。また描いていると、『ん?』ってな
って気になる所をまた剥いでみるわけで
すよ。

もう筋肉だけじゃなくて骨にまで興味が
出て来るわけですよ。ココちょっと外し
て、『あっ!ココこうゆうふうに骨が繋
がっているのね!』『あっ、だからこうい
う形をしているのか、はは~ん。骨のコ
コとココが筋肉で繋がっていて、はは~
ん、なるほどね!』って言って絵を描く
わけですよ。

        【続く】

ブログ一覧