
クマの話題が尽きません。クマは里山を
人間界との緩衝地帯として生活していま
す。先日、道新を読んでいたら、小別沢
の話が出ていました。小別沢と言ったら
、クマの棲む山があって、里山の小別沢
があって、市街地・西野があります。今
回はクマの話ではなくて、もっと気持ち
悪くて怖い話です。

上に見えるのは中央区の三角山。その向こうが琴似。中心が里山の小別沢で、左が西野。
ワタクシが札幌に来た頃は『平和の滝』
『西岡水源地』『小別沢トンネル』が札
幌の『三大心霊スポット』と言われ、こ
れらの3カ所ではウソか真か幽霊を目撃
しただの、心霊写真が撮れただのといっ
た話が多く聞かれ、若者たち『肝だめし
』で訪れる定番スポットでもありました
。ワタクシは怖すぎて行ったことがあり
ません。

左から西野・小別沢(トンネル)・中央区宮の森
ところが、現在の小別沢トンネルは心霊
スポットらしい陰湿な雰囲気はほとんど
ありません。平成15年に隣に新しく造り
直され、かなり明るい雰囲気のトンネル
になったからです。

心霊スポット
旧小別沢トンネルは1929年頃完成。以前
の小別沢は札幌中心地への往来に2時間
以上も山道を歩かなければなりらないほ
どの僻地であったことから、同集落の住
民たちが強力しあって、手掘りで貫通さ
せた総延長100メートル強のトンネルで
した。

小別沢トンネルの開通(昭和3年)
さすがに岩肌むき出しじゃどうかという
ことで、コンクリートに吹き付けてある
けれど、凹凸までは隠しきれない。そし
て照明は裸電球などと昭和の初期の匂い
がプンプン。

天井には裸電球。そして凹凸の壁。
自動車なんて殆んどなかった頃のトンネ
ルだから、すれ違いもデキナイ。信号に
よる交互通行で対応していました。
幅2,2m以下、車高2,4m以下の制約。
西区と中央区のバイパス要素も高いこと
から渋滞も激しく、これじゃいかん!と
いうことと、老朽化!ということで新ト
ンネルに移行したんです。あまり気持ち
のいいトンネルじゃありませんでしたか
らねえ。

左が新トンネル。右は旧トンネルに続く。
幽霊を見た!壁に赤い人型が浮かび上が
っていた!霊感の強い人ならお連れにな
ってしまうとか、突然クルマの調子がお
かしくなったとか、トンネルを抜けたら
何事もなく復帰したとか。北海道最恐ト
ンネルと呼ばれるのも納得です。

オバケのQ太朗・幽霊は頭の中に棲んでいる?
『心霊スポット』という字から考えれば
幽霊は心の中、つまりその人の頭の中に
あるということになる。
つまり幽霊は頭の中に棲んでいるのだ。

心霊スポット・旧小別沢トンネル

何やらトンネルの近くにこんなものが・・・
ちなみに新しいトンネルが出来たので、
古いトンネルは中に入ることは可能です
が、途中で埋められています。何で埋め
られたのか知らないけれど、そっちの方
が怖い。