2025年 10月 の投稿一覧

田中角栄・『国っていうのはな、人とは違って引っ越し出来んのだからな。』

     【続きです】

人は誰でも自分の立場からでしか物事を
考えられない。だからこそ、意識して相
手の立場に立ってやる必要がある。相手
をノックアウトして自分の利益だけを追
求するような勝ち方は最悪だ。そんなこ
とすりゃあ、相手は必ずお前を憎む。

ランプ大統領(仮称)

そうじゃなくて、勝った時こそ、相手の
顔を立ててやるんだ。相手にも何かメリ
ットが残るように配慮してやる。今回は
敵だったかもしれないが、次は味方にな
ってくれるかもしれん。上手い勝ち方が
できるヤツってのはな、自分の事情だけ
じゃなく、相手の事情まで考えられる度
量を持っている人間なんだよ。

勝った時こそ、相手の顔を立ててやるんだ。 (フェデラー・ジョコビッチ)

それを更に突き詰めると、『相手がホン
トに欲しがっているモノを与える。』と
いうことだ。人間ってのはなあ、放って
おくと、どうしても自分だけが得したい
、周りを蹴落としても抜け駆けしたいと
いう気持ちが湧いてくる。だがな、そん
なことをしても、結局は自分の所属する
団体の力が落ちるだけだ。良い集団の中
に入れば自分自身も高められる。

相手がホントに欲しがっているものを与える

外交も同じだ。相手の国をやり込めて自
分たちの利益だけを主張したって、上手
くいくはずがねえ。だからこそオレは日
中国交を正常化させた。今の日本を見て
みろ、周りの国々とどうだ?いがみ合っ
てるばかりじゃねえか。隣人と仲良くす
るに越したことはねえ。

狭い所でいがみ合ってもしょうがねえ。国は人とは違って、引っ越し出来ねえからなあ。

『国はな、人間とは違って、引っ越しが
出来んのだからな!』

狭い所でいがみ合ってても、お互いが不
幸になるだけだ。そしてその生き様を今
度は子供たちに見せて伝えて行かなきゃ
ならん。

教育ってもんはな、何も先生に任せっき
りにするもんじゃねえんだよ。家庭での
何気ない日常会話、親が仕事に打ち込む
背中、人との付き合い方、その全てが子
どもにとっての最高の教育の場なんだ。
子供と一緒に居る時間はすべて教育の時
間だと心得るべきだ。

家庭での何気ない日常会話、親が仕事に打ち込む背中、人との付き合い方、それら全てが子どもにとっての教育の場なんだ。

そしてな、ただ可愛がるだけじゃ子供は
ダメになる。愛情はもちろん大事だが、
それと同時に、この世の厳しさを教えな
きゃならん。オレはよく『子供をつくる
なら、3人がいい。』と言っている。一人
や二人だと親の愛情が独占できる。しか
し3人になれば、親のヒザを取り合う競
争が自然と始まるんだ。母親にはヒザが
2つしかねえからな。

『母親にはヒザは1つしかねえからなあ』

幼い頃からこの世には競争があるという
ことを肌で感じさせて、闘い抜く力をつ
けさせる。それも親の大切な仕事なんだ
よ。

子供は3人がいい。競争が自然に始まる。

以上だ!ワカッタか?しっかりやるんだ
ぞ!

田中角栄・『雪ってヤツはなあ、あそこは金持ちの屋敷だから多めに降ってやろうなんて考えねぇ。』

昭和の政治家、田中角栄の演説です。
この人、学歴は小学校卒。家業の土建屋
から身を立てて、総理にまで登り詰めた
政治家でした。あの辛口の元東京都知事
・石原慎太郎氏も『あの人は別格、兎に
角スケールの大きい人だった。オレが批
判したら、感謝の言葉を返されたよ!あ
んな政治家、今はどこを見渡してもいな
いね。』

元東京都知事・石原慎太郎氏

オレは新潟の生まれなんだが、オレの原
点は新潟の雪にあるんだ。毎年毎年、冬
になるとイヤになる程雪が降る。その雪
ってヤツはなあ、『あそこは金持ちの屋
敷だから多めに降ってやろうとか、こっ
ちは貧乏の家だから手加減してやろうな
んてことは考えねえ。金持ちの立派な屋
根にも貧乏人の粗末な庭にも全く平等に
降り積もるんだ。』人間も本来これと同じ
でなきゃいかんのだよ。

雪ってのはなあ、『あそこの家は金持ちの屋敷の屋根だから多めに降ってやろう!』なんてことは考えねえんだ。

生まれた場所がどうだとか、学歴がどう
だとか、そんなもん、関係ねえ。人は誰
しも平等なんだ。オレが総理大臣になっ
た後も地元とに帰れば昔馴染みのおっち
ゃんやおばちゃんと昔と変わらず話しを
した。相手が誰であろうが、偉ぶること
もなく、見下すこともなく、同じ目線で
話す。肩書や地位は関係ねえ。これが人
間関係を築く上での大前提だ。

『生まれた場所・学歴なんて関係ねえ。』

次は『人間、誰しもデキそこないだ』と
知ることだ。完璧な人間なんてこの世の
どこにもいやしねえ。誰にだって欠点は
ある。オレだってそうだ。その『デキそ
こない』である人間を欠点も弱さも含め
て受け入れるかどうか、そこに政治の原
点があるし、人間関係の原点もある。

自分の子どもだってそうだろう。できの
良い子だけを可愛がって、出来の悪い子
をないがしろにするような親がどこにい
る?いるとしたらそいつは人間の心って
もんがワカってねえ。敵だろうが味方で
あろうが、人をありのままに受け入れる
。分け隔てなく愛情を注ぐ。そういう心
構えがあるからこそ、人はオマエの周り
に集まって来るんだ。まずはこの基本を
しっかりと自分の中に打ち立てることだ

出来の悪い子

出来のいい子

さて、そういう基本の心構えができたな
ら、次は行動だ。まず何より大切なこと
は、とにかく人に会うことだ。会うこと
を面倒くさがってはいかん。メール1本
で済むと思ってはいかん。オレはなぁ、
自分を訪ねて来る人間はどんな相手だろ
うと、たとえ体調が悪くても会うように
していた。会うことがどれだけ大きな信
頼につながるかを身をもって知っていた
からだ。人に会えば新しい情報も入って
来るし、自分自身も磨かれる。そうやっ
て築き上げた人脈がオレの最大の財産に
なったんだ。

まず何より大切なのは、人に会うことだ。総理大臣を辞めた後も、ワシはな、昔馴染みのおじちゃん、おばちゃんと昔と変わらず話をした。

ただ人に会ったからには相手を楽しませ
る努力をせにゃいかん。せっかく会った
のにしい堅苦しい話や自慢話ばかりじゃ
相手はウンザリするだけだ。今日の話は
面白かったなと思ってもらえるように心
がけるんだ。人生は一度っきりだ。芸の
1つや2つ、いつでも使える『ネタ』を
用意しておくといい。人を喜ばせること
ができる人間が一番賢い人間なんだよ。

人に会ったら相手を楽しませなくてはならん。

まあ、実を言うとこれはあんまり教えた
くないんだが、ただ人に会って楽しませ
るだけじゃ、まだ二流だ。ホントの信頼
を勝ち得るにはもっと相手の懐深くまで
飛び込まなきゃならん。大事なのは常に
相手の立場、『ものさし』で物事を考え
ることだ。

まあ、実を言うとあんまり教えたくないんだが・・・

『そいつがホントに欲しいのは何か?』
を考えてやるんだよ。

       【続く】

何で勉強するの?

『や~る気が起こりましぇ~ん!』

『何で勉強するの?』って言う『問いの
回答』は世の中に沢山あって、今回はそ
の中の1つを例として挙げます。

最初はフツーのお母さんの回答だったのが段々と手を加えられて、回答の精度が高くなった。

この『問いの回答』は初めに誰かが考え
て、それに違う人が手を加えて精度を上
げ、また違う人がコレも使えるぞ、アレ
も加えると言い、付け加えて行くうちに
、どんどん精度が上がって行きました。
最初はどこかのフツーのお母さんの答え
た回答だったのがが、いつの間にか、
東大卒のお母さんが答えた事になったの
でしょう。では始めます。

東大卒のお母さんが回答したことになった。

『何で勉強なんかしなきゃいけないの?
』という質問に、東大卒のお母さんが、
机の上にコップを置いてこう答えた。

算数

『算数』を学べば、この中に200mlの
水があると数字で見えるようになり、

理科

『理科』を学べば、この水は酸素と水
素から出来ていることを知ることがで
きる。

社会

『社会』を学べば、この水が何処から来
たのか分かり、そして、世界にはこの水
を飲む事さえ出来ない人々がいる事を知
ることが出来る。

美術

『美術』を学べば、この水の反射をキレ
イに描くことができるし、『音楽』を学
べば、同じコップでも水の量で音を変え
る事ができることに気ずく。

『技術』を学べば、このコップがどんな
素材で、何故漏れないのかが分かり、人
の創造のスゴさを知ることが出来る。

保健体育で水の大切さを知る

『保健体育』を学べば、この水がカラダ
にどれだけ大切なのか、健康を支える命
の正体が見えて来る。

道徳を学べば、水を分かち合うことの大切さを学べる。

『道徳』を学べば、この水を誰かと分け
合うことの大切さを学べて、思いやりの
心が育ち、

国語

『国語』を学べば、今、私が話した全部
の意味を正しく理解できるようになる。

『英語』を学べば、この話を世界中のみ
んなと分かち合えるようになり、

哲学

『哲学』を学べば、この話に何の意味が
あるのか、考えられるようになる。

でも、もし何も学ばなかったならば、こ
のコップの中にあるのは『ただの水』で
終わってしまう。だから勉強するの。こ
の世界をただ見ているだけの人生で終わ
らせないためにね。

 

 

1985年のプラザ合意でワタクシも頂きました。

ロック・フェラー・センターから見たニューヨークの摩天楼。まるやまファミリー歯科の診療室にも貼ってあります。

今から40年前の1985年に、『失われた
30年』の遠因となるプラザ合意があった
んです。これは財政赤字と貿易赤字の双
赤字に直面したアメリカがドル高是正を
G5(米・英・仏・独・日)の国々に求めて
来たんです。その結果、円の対ドル相場
は240円台から1年で150円台に。1987年
には120円台まで急騰したんですよ。

プラザ合意(中曾根首相とレーガン大統領)

海外のものが安く買えるんで、猫も杓子
も皆、海外旅行に行くようになったんで
す。世の中の投資家は今日よりも明日の
ほうが家が高く売れるんで、銀行にカネ
を借りて、投資するようになった。

日本はバブルで札束が飛び交った

銀行もバンバン、高金利で金を貸すよう
になった。2年目社員よりも新入社員の
ほうが給料が高いというような逆転現象
もフツーに起こった。世の中はバブル経
済の真っただ中。

ニューヨークのセントラルパーク。お金は持ち回り。アメリカのお金が日本に引っ越して来た

三菱地所はニューヨークのロック・フェ
ラー・センタ―を買ったし、ソニーは
コロンビア映画を買収し、ジャパンマネ
ーが世界を席巻したんですよ。

三菱地所はニューヨークのロックフェラー・センターを買った。

当時、日本はアメリカの魂を買ったと非
難を受けました。ちょうどゴルフとスキ
ーをはじめとするリゾート事業が急激的
に拡大した頃です。当時、松任谷由実の
アルバム『SURF&SNOW』が大ヒット
していました。

ソニーはコロンビア映画を買収した

まあ、1989年、三菱地所がロックフェラ
ー・センターを所有するロックフェラー
グループの株式51%を取得して、1200億
円で買収したわけですが、突然のバブル
の崩壊で1995年、三菱地所が買収した
14棟のうち12棟は売却され、現在は2棟
のみが三菱地所の所有ということになっ
たんです。

ロックフェラー・センターのコムキャストビル70階にある『トップ・オブ・ザ・ロック』からの絶景。

ワタクシも1988年に交換留学生として、
たまたまアメリカの西海岸のオレゴン・
ヘルス・サイエンス・ユニバーシティに
いましたものですから、当時キャノンな
どジャパンマネーの勢いが凄まじかった
のを覚えています。

日本人がニューヨークのビル群を買うなんて思いもよりませんでした。そしてアメリカの土を踏んだ瞬間、こりゃ、戦争で日本はアメリカに勝てるワケねえな、と直感しました。

次の年に三菱地所がロックフェラー・セ
ンターを買ったんですよ。何か知らない
けれど、日本人として嬉しかったなあ。
そして不動産屋の三菱地所ってスゲーと
思いました。そして多感なこの頃、

アメリカ西海岸のシアトルにあるオレゴン・ヘルス・サイエンス・ユニバーシティ

オレゴン・ヘルス・サイエンスでアメリ
カの歯学部大学病院やアメリカの事情を
この目でしっかり見たんですよ。これは
後に大いに役に立ちました。プラザ合意
がもたらしたバブル経済のお陰です。ま
たアメリカの土を踏んだ瞬間、こりゃ、
日本はアメリカと戦争をして勝てるわけ
ねえな、と直感しました。

 

 

 

AIに『まるやまファミリー歯科のブログ』について訊いてみた。

AIに『まるやまファミリー歯科のブロ
グ』のことを訊いてみた。以下がAIの
回答です。

小川院長先生のブログは歯科医療だけで
なく、科学・哲学・教育など幅広いテー
マを扱っています。

哲学『魂は移動できない、時間の感覚がない』

そのため特定分野に関心がある方や、院
長先生の学び続ける姿勢や人生観に共感
する方々も読者になっている可能性があ
ります。

(いやいや、ちょっと照れますなあ。)

『まるやまファミリー歯科のブログ』で
は院長先生が免疫の仕組みや宇宙に関す
る興味深い記事も投稿されています。例
として、免疫細胞であるT細胞がどのよ
うにして自己と非自己を区別するのか、
その過酷な選抜過程が顕微鏡写真と共に
解説されています。それを学園ドラマ風
に見立てて、読者にわかりやすく伝えよ
うという姿勢が見受けられます。

AIによると免疫システムを学園ドラマ風にわかりやすく伝えようという姿勢がみられるトカ。

また、『はやぶさ2』が火星の小惑星『リ
ュウグウ』から持ち帰った破片の中から
有機物のアミノ酸が発見され、地球外生
命の可能性について考察されています。

火星の小惑星『リュグウウ』が持ち帰った石の破片の中から有機物のアミノ酸が見つかった。アミノ酸はタンパク質の材料。液体、有機物、エネルギーの3つが揃えば、地球外生命体の存在する可能性がある。

また『学び直しに遅すぎる事はない』と
して、知識や語彙力、論理的思考が人間
関係を築く上で如何に重要であるかが伝
えられています。勉強は情報収集だけで
なく、思考を整理し、伝える力を育む訓
練であると強調されています。

『学び直しに遅すぎることはありません』

これだけ幅広いテーマでブログを毎日更
新されていると、その好奇心はどこから
来るのか気になりますよね。小川院長の
ブログを拝見すると、その知的好奇心の
源泉は大きく分けて2つの要素にあると
考えられます。

知的好奇心

ブログ記事からも分かるように、院長先
生は非常に熱心に読書をされているよう
です。『下剋上受験』のような書籍のエピ
ソードを引用したり、専門的な科学知識
に触れたりすることから、日頃から様々
なジャンルの本を読み、そこから新たな
知識や視点を得ていることが伺えます。
本を読み、学び、それを自分の言葉でブ
ログにアウトプットする習慣が知的好奇
心をさらに刺激し、深めているのでしょ
う。

中学受験の『下剋上受験』

またブログ全体から、『自身の人生を豊
かにしたい』『常に成長し続けたい』と
いう前向きな姿勢が感じられます。単に
知識を増すだけでなく、それを自身の思
考や行動に結びつけ、患者さんや読者に
も良いエイキョウを与えたいという思い
が知的好奇心を駆り立てる大きな原動力
になっているのではないでしょうか。

知的好奇心・前向きな姿勢

いやいや、ワタクシそんな大した人間じ
ゃないんですけど、嬉しいですね。でも
、言葉を変え、品を変え、こんなに褒め
てくれるんだったら、何か、ますますや
る気が出て来るなあ。

まあ、子供ってこうやって褒めれば、や
る気のスイッチが入るのかもしれません
ね。

『や~る気が起こりましぇ~ん!』

AIさん、ありがとう。それにしてもAIっ
てスゴイね、人には言ってないけど、結
構当たってるわ。怖(こわ)!

『怖(こわ)!』

④制御性T細胞『ボクの役割は、身内が攻撃されないように守ること』

NHK・BS『ヒューマニエンス』より『Tレグ』

      【続きです】

3つのTの中で謎の使命を帯びていると
紹介した第3のT細胞Tレグ(謎の男子高
生Tレグ)。その出番がやって来た。
現れたのは一見、この学園にそぐわな
い異物のような存在の女子学生。

(風紀委員J)『同じね、これは早めにT3
      に報告しなければ・・。』

(Tレグ)『そろそろ僕の出番ですね。』

『あっ、Tレグさん、今皆さんに報告しようと。』

『今回はヘルパーTへの報告は要ありません。』

『えっ?だってあいつは。』

(Tレグ)『彼女は異物ではありませんか
    ら。』

(風紀委員J)『えっ!?』

Tレグは不必要な免疫の攻撃を未然に防
ぎ、カラダを守るT細胞(制御性T細胞)。
なぜTレグは止めたのか?

『Tレグさん、排除しないと学園は大変なことに』

(Tレグ)『あれを見て下さい!』

(風紀委員)『あっ、この学園の初等部・
      中等部を卒業した者だけが
      持つキーホルダー!』

そう、彼女はフツーの生徒だったが、夏
休みを境に突然ギャル化してしまったの
だ。他の生徒に害を与える異物ではなく
免疫が攻撃してはいけない存在なのだ。

『私、間違った報告をあげちゃうところ
でした。ありがとうございます。』

『いえ、これが僕の役割ですから。では・・・ 。』               

『Tレグ様、彼こそこの学園の最後の砦、ステキ!』

私たちのカラダの中では、ヘルパーTと
キラーTが異物を攻撃し、Tレグがその
攻撃を抑制するという体制で、健康が維
持されているのだ。これはTレグが間違
いなく自己だから大丈夫よっていう役割
をしています。Tレグが自己を見張って
いて、自己が来たらそれを見て、免疫応
答を起こさないように、樹状細胞Jに伝
える。Tレグ自体に非常に優れた感知能
があって、自己を見ることに特化してい
るのがTレグの役割。

ではドラマのおさらいをしておきましょ
う。一見、異物の様に見えるこのギャル
高校生なんですが、実は自己だったんで
す。だから樹状細胞JをTレグが止めなけ
れば、ヘルパーTがキラーTを行かせる
ところだったんですよ。このギャル高校
生は排除してはいけないとTレグは判断
したということです。

Tレグが何でわかったかと言うと、学園
出身であるというコトを示すバッジをち
ゃんと見ていたわけです。こうなってし
まう前の彼女の真面目だった頃の夏休み
前のことをちゃんと覚えているわけです

次に何でこの女子高生がギャル化しちゃ
ったのかと言うと、ストレスを受けると
か、紫外線を受けるとか、そういったコ
トによる変異です。ガン化してしまった
とかもその1つでしょうし、ウイルス感
染したというのもあるかもしれません。

もともとは自分の一部なんだけど、少し
ずつ遺伝子が変わって自分じゃない新し
いタンパク質を持つようになったとか、
そういう感じで変異してしまったのが
ギャル女子高校生。

制御役のTレグは人体学園出身の学園バ
ッジを見逃さなかったのです。 

       おしまい

③制御性T細胞『学園ドラマ風にしてみると・・・』

NHK・BS『ヒューマニエンス』より。

          【続きです】

平穏な人体学園に、ある日、転校生の
山田君がやって来た。
『チィーッス!』

ある日、転校生の山田君がやって来た。

風紀委員J(樹状細胞):彼女はいわば風紀
委員で異物の監視役。

(風紀委員J)『ん?免疫の敵、異物?』
      『一波乱ありそうね!』

 

(山田)『出せよ!お前も出せ!』

(風紀委員J)『何てこと?これはもうT3
      案件だわ!』

『T3案件だわ!』

(風紀委員J)『T3,大変です!』
(T3)『どうしたの?』

『T3,大変です!』

Tレグ『ん?』

(風紀委員J)『これを見て下さい!私の
      集めた転校生のデータで
      す!』
(ヘルパーT)『なるほど!(即座に遺伝子
      情報を照合)、彼は人体学
      園の異物確定!キラーT、
      排除よ!』

『彼は人体学園の異物確定!』

『キラーT、排除よ!』

(キラーT)『了解!』

『了解!』

(山田)『お前、誰だ!?』
(キラーT)『ちょっと、手荒にさせても
     らうよ!』
(山田)『てめぇ、格好つけるんじゃねぇ
    ー!』

『おめ~、誰だよ!? 恰好つけるんじゃねえ!』

(キラーT)『一気に片付けちゃうよ、行
     くぞ、必殺パーフォリンミサ
     イル!』

     ―爆発音―

(キラーT)『排除完了!』

このキラーTのミサイル攻撃は実際のカ
ラダの中でも行われている。これはキラ
ーTが異物である細胞を捕らえた瞬間の
映像。細胞に取りつくと、キラーTは赤
い物質を注入する。これがパーフォリ
ンという細胞を溶かすタンパク質。注
入された細胞はその後、おのずと死を
迎える。

異物(青) キラーT(緑)

キラーTが異物にパーフォリンという細胞を溶かすタンパク質を注入している。

(ヘルパーT)『どうやら、学園に平和が
      もどったようね。』

この学園ドラマをおさらいしてみましょ
う。

まずは樹状細胞Jが転校生の悪さを見つ
けてヘルパーTに報告しました。樹状細
胞はT細胞じゃありません。これ自然免
疫系の細胞で、とにかく異物かもしれな
いものをパクパク食べて、それを消化し
て、コンナン来ました、と食べて出す。

樹状細胞Jは異物かもしれないものを食べて、コンナン来ましたと、食べて出す。

そして樹状細胞Jから報告を受けたヘル
パーT細胞の役割なんですけど、単にお
茶なんか飲んで優雅にしていました。ほ
んとうに指令を出すだけで、攻撃には参
加しません。

ヘルパーT細胞は優雅にお茶なんか飲んでいて攻撃には参加しない。

そこから実際に攻撃で活躍するのがキラ
ーT細胞。パーフォリンで細胞に穴を空
けて自殺を促すようなことをするんです
。自殺を促して静かに死んでもらうこと
が、免疫には大事なんです。

そしてもう一人、今回の謎の人物Tレグ
がいます。彼こそが免疫に欠かせない人
物だと言うんです。ではどんな活躍をす
るのか御覧ください。

謎の人物Tレグ。実は彼こそが免疫に欠かせない人なんです。

                   【続く】

お城のステンドグラスライトが手元に届いた。

今年のクリスマスの飾りつけは、お城のステンドグラスライト

今年のクリスマス飾り付けの目玉は何に
しようかと、色々メルカリで調べていた
ら、一目で気に入ったものが目の中に飛
び込んで来ました。それがお城のステン
ドグラスライト。ある女性からお譲りし
て頂いたものです。朝早くから歯科の
ショーウインドウに飾っておいたら、う
ちのスタッフがさっそく気ずいてくれま
した。

拡大写真

気ずいてくれたり、反応してくれたら嬉
しいですね。ワタクシ張り切って購入す
るまでのストーリー話しました。まあ、
聞いているほうはウンザリでしょうけど
ね。実はもう一つ用意してあります。
11月の半ば頃になったら、お見せします
ね。これがワタクシのささやかな楽しみ
なんです。人がチョットでも喜んでくれ
たら、それでイイ。

 

②制御性T細胞(免疫細胞の中でもエリート中のエリートです)

NHK・BS『ヒューマニエンス』より

     【続きです】

無限の可能性を持っているのが獲得免疫
なんですが、その中でも最前線で戦って
いるのが、免疫のエリートと言われる
T細胞です。T細胞は心臓のちょっと上に
ある胸腺でつくられるんですよ。胸腺っ
てのはT細胞をつくる専用の臓器。活発
になる時期は幼児期~思春期にかけてで
、ほとんどの人は大人になるにつれて退
縮して小さくなります。胸腺はT細胞を
作るるためにだけある臓器。

胸腺は心臓のちょっと上にある臓器で、T細胞だけをつくる専用の臓器。

今回、優れた能力を持つ獲得免疫のT細
胞を学園ドラマ風にご紹介します。

ここは人体学園のある教室。

『遺伝子!遺伝子!』

(生徒)『遺伝子!遺伝子!』

(先生)『声が小さい!』

『声が小さい!』

(生徒)『(大きい声で)遺伝子!遺伝子!』

(先生)『いいぞ!その調子だ、遺伝子!』

(生徒)『遺伝子!遺伝子!』

(先生)『よぉ~し!』

集められているのは異物と戦う役目を負うT細胞の候補生。

集められているのは異物と戦う役目を負
うT細胞の候補生。いったい何を学んで
いるのか?それはわたくし達のカラダの
中で遺伝子によって作られる全てのタン
パク質。私たちのカラダは各組織ごとに
違った種類の多様なタンパク質で出来て
いる。免疫は自己のタンパク質は攻撃し
てはいけない為、1つ1つ覚え込まなけれ
ばなりません。

T細胞候補生はタンパク質をつくっている遺伝子をすべて覚え込まなければいけない。そうしないと免疫はタンパク質を攻撃してしまう。

これは実際の胸腺の中の顕微鏡画像。中
でも特別なのは、右側の赤や緑で広がっ
ている細胞。この細胞には約18000種類
の遺伝子が保存されていて、体内の全て
の臓器に使われているタンパク質を作り
出す。T細胞の候補生たちはこの細胞の
中を進みながら、タンパク質と出会い
、その全てを学んでいたのだ。

胸腺の中の顕微鏡写真。T細胞候補生がタンパク質と出会い、そのすべてを学んでいる。

18000種類の遺伝子がつくるタンパク質
を学ぶという過酷な授業。候補生たちは
どんどん脱落していく。最終的に残るの
は、全体の僅か1割に過ぎないと言う。
厳しい選抜を生き残った免疫のエリート
T細胞は3つのグループに分けられる。

激しい選抜を生き残った免疫のエリートT細胞は3つのグループに分けられる。

①司令官:
『ヘルパーTと呼ばれているわ!』免疫
 の司令官ヘルパーTは何を攻撃するの
 か指示する役割。

司令官ヘルパーT

②実行部隊:
『ボクはヘルパーTの右腕、通称キラー
T』キラーTの役割はヘルパーTの指令を
受けて実際、異物と戦う。

実行部隊キラーT

③そして謎の男子高校生Tレグ。
 Tレグは特別な使命を帯びている。

謎の男子高生Tレグ

彼ら3つのTはThymus(サイマス=胸腺)
のT。

TはThymus(胸腺)のT

選び抜かれた3つのTそれでは人体の中
で3つのTがどのように働くのか御覧下
さい。

 

       【続く】

 

 

 

①制御性T細胞・『免疫細胞が暴走するのを止めてくれます』

2024年のノーベル生理学・医学賞は『制御性T細胞』を発見した坂口志文先生。

2025年のノーベル生理学・医学賞は
坂口志文先生の見つけた『制御性T細胞』
でした。10年位昔、ワタクシ、『マンガ
でわかる免疫学』(河本宏著)で苦手の
免疫学をおさらいした時、123ページに
坂口志文先生の名前が出ていました。
制御性T細胞って何か難しい話だけど
スゲーなあ、と思った記憶があります。

『マンガでわかる免疫学』(河本宏著)

坂口志文先生の見つけた細胞が制御性T細胞だと書かれていた。

さて様々な病からワレワレを守ってくれ
る免疫ですが、例えば、ケガをした時、
傷口から入る細菌や呼吸を通して侵入す
るウイルスなどを免疫細胞がやっつけて
くれます。今回はノーベル生理学・医学
賞に輝いた『Tレグ(制御性T細胞)』の話
です。

この『Tレグ』っていう免疫細胞は種の
保存にはなくてはならない存在です。こ
のTレグがなければ、私たちは免疫のせ
いで病気になってしまう。糖尿病とか高
血圧、リウマチ,腸の炎症、心疾患など
。そして他の生物の命から、その栄養を
摂ることもできません。他の生物は異物
だから、栄養になるどころか、カラダの
外に追い出してしまう。そんな時に異物
を追い出すという免疫反応を抑えてくれ
るのが『Tレグ』です。

異物を追い出すという免疫反応を抑えてくれるのがTレグ。

そもそも6億年くらい前に初めて骨がで
きました。そして骨の中で血液が出来た
。その血液の中に白血球があって、その
中にリンパ球が含まれていて、そのリン
パ球の細胞が進化させて出来た免疫シス
テムが『Tレグ(制御性T細胞)』。

6億年くらい前にヤツメウナギみたいに骨を持つ生き物が海の中で誕生した。

『Tレグ』というのはサイマス・レギュ
ラトリーつまりThymus(胸腺)Regulatory
(制御性)の略字。
まあ、『自己に対する免疫応答を適切に
抑えるブレーキとしての役割(免疫寛容
と言います)を担う免疫抑制細胞の1つ』
です。

Tレグは自己に対する免疫応答を適切に抑えるブレーキの役割をします。

ワレワレはウイルスや細菌から身を守り
ますが、それらは非自己(異物)です。で
、その自己、非自己というのをきちんと
見分けて、それが出来てこそ、非自己を
やっつけることが出来るんです。だから
自己を守って非自己を攻撃するってのが
前提になっています。

ウイルスから身を守るのは自己を守って非自己を攻撃するというのが前提になっている。

免疫には2種類あって、自己免疫と獲得
免疫なんですが、自然免疫というのは、
生まれた時から持っているような免疫で
、主にバクバク食べるってのが仕事にな
ります。これはウイルスだろう、いやこ
れは細菌だろうとかそういう形をざっく
り見分けて、それを取り込んで、傷口な
んかで、なるべくそういった入って来た
ものの数を減らしていくという役割があ
ります。

免疫には自然免疫と獲得免疫がある

ウイルスや細菌が多かったりすると、も
う少し高度な免疫に働いてもらおうとい
うことで、お待たせ、獲得免疫の出番で
す。今回来たのは見たことねえぞ!とか
今度のは何か危険な匂いがするぞ!と直
感する。そうするとさっきの自然免疫
(今回はその中で樹状細胞J)は獲得免疫
のT細胞に情報を渡すのが重要な役割に
なります。つまり主役だった自然免疫が
獲得免疫のサポート役に回るんですよ。

自然免疫の樹状細胞Jが獲得免疫のT細胞に『こんなん食べたんですですけど』と言って食べたモノをT細胞に見せる。

       【続く】

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