
内閣総理大臣・故田中角栄氏(昭和47~48年)
【続きです】
ただ心の中で思っているだけじゃ、相手
に伝わらんぞ!その覚悟を相手に行動で
示してやらなきゃならんのだ。いいか?
恋人の電話番号を手帳に書いておくよう
じゃ、まだまだ話にならんぞ!そんなも
んは頭に叩き込んでおけ!惚れたの女の
ことなら、誕生日だの、好きな食い物だ
の、何に喜んで何に腹を立てるかなんて
全部頭に入っていて当たり前なんだよ。

恋人の電話番号を手帳に書いておくようじゃ、まだまだ話にならんぞ!
女って生き物はな、自分の事を知って貰
いたい、分かって貰いたいと強く願って
るもんだ。
オレはな、コンピュウタ―付きブルトー
ザーなんて呼ばれたが、その記憶力には
自信があった。総理大臣になった時なん
か、国会議員全員の顔と名前はもちろん
、選挙区から卒業した大学、当選回数ま
で全部、頭に入ってた。

オレはな、コンピューター付ブルドーザと呼ばれ、必要なことは全部頭の中へ叩き込んだ。

もちろん、第1次田中内閣(昭和47年)の大臣の情報をすべて頭の中に叩き込んだ。
霞が関の官僚と渡り合った時だって、連
中が作った分厚い資料の数字を丸暗記し
て、議論でも一歩も引かんかった。『そ
こまでやるのか?』って驚くかもしれん
が、本気でコトを成そうとし思ったら、
それくらいは当然なんだよ。相手を完全
に自分のものにしようと思ったら、相手
に関するありとあらゆる情報を自分の頭
に叩き込む。

霞が関の官僚と議論する時はな、連中が作った分厚い資料の数字を丸暗記して議論でも一歩も引かんかった。
これは政治の世界でも男女の世界でも同
じことなんだよ。相手のことを頭の中に
叩き込んだら終わりじゃねえぞ!そこ
からがホントの始まりだ。いいか、仕事
が忙しいだの、時間がねえだの、そんな
のはな、全部言い訳だ!男がホントに会
いたいと思ったら、どんな無理をしてで
も時間をつくるもんだ。

どんなに忙しくたって、時間をつくって会いに行け!
女ってのはな、そいう男の手間暇を全部
見てるんだよ。このひとは私のためにこ
れだけの時間と労力をちゃんと割いてく
れてるんだってな。それが愛情の証にな
るんだ。

女ってのはな、そういう男の手間暇を全部見てるんだよ。私一人の為に時間と労力をちゃんと割いてくれてるんだって。
オレも日本中を飛び回ってそりゃ忙しい
毎日だったがな、人と会う事だけは決し
ておろそかにはしなかった。陳情に来る
田舎のジイさん、バアさんから各国の首
相まで誰であろうと分け隔てなく会って
膝詰めで話を聞いた。そうじゃなきゃ、
人の本心なんか分かりゃしねえからな。
面倒くさがらずに、とにかく会いに行け
!

ワシはな、日本中忙しく飛び回り、人と会うことだけは決しておろそかにしなかったぞ!
まあ、ざっとまとめるとこうだ。まず、
何があろうが最後まで面倒をみる。次に
惚れた女のことはどんな些細なことでも
アタマに叩き込むほどの熱意を見せる。
そして、便利な道具に頼らず自分の足で
会いに行き、本音で語り合う誠実さを持
つことだ。ワカッタか。

何があろうが、最後まで面倒をみる。
政治の世界でオレがやって来た事と何も
変わらんだろう。結局、相手が官僚であ
ろうがアメリカの大統領であろうが、そ
して惚れた女であろうが、こっちが真心
を持って腹を割ってぶつかっていけば、
相手も必ず心を開いてくれるってもんだ
。

アメリカの大統領であろうと、こっちが真心を持って、腹を割ってぶつかっていけば、相手も必ず心を開いてくれるってもんだ!
いいか!男ならゴチャゴチャ考えずにま
ず腹をくくれ!覚悟を決めろ!そうすり
ゃあ、アンタをみる女の目は自然と変わ
って来る。あとは野となれ山となれだ!
しっかりやれよ!
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以上、いつどこであったか知りませんが
、どこかで拾って来た、内閣総理大臣・
故田中角栄氏のスピーチでした。
おしまい