『ハドソン川の奇跡』は航空界全体の功績だ!(後半)

 

      【続きです】

どんどん沈んでいくヒコーキに最後機長
が2往復して残されている人がいないか
、足元ズブズブになりながら確認して外
に出る。数年前、羽田で炎上した日航の
機長さんもマニュアルどおり2往復して
いた。見事な操縦裁き。見事な判断力。

沈んでいくヒコーキの中を2往復して、残されている人がいないか確認して外に出た。

この機長が後に語った意味深な言葉があ
ります。『私が素晴らしいから全員が生
き延びたんじゃない。これは航空業界全
体で蓄積してきた経験によるものだ。い
ろんな事故があった。その度にいろんな
装置も出来たし、いろんな訓練もするよ
うになった。そして、マニュアルも出来
上がった。私が神業をしたんじゃない。
これは航空業界全体の功績だ。』

『私が神業をしたんじゃない。これは航空業界全体の功績だ!』

数年前の日航機と海保機の衝突で、初め
て音が出るシステムが新たに航空業界の
知識の上積みにつながります。これから
はアラーム音が確認の為に鳴るようにな
ります。万が一、1、2、3、4、5のセー
フティシステムが突破されちゃった時、
このアラームという監視システムが新た
に加わります。

万が一、この1、2、3、4、5のセーフティシステムが突破されても、アラームという第6の監視システムが新たに加わることになる。

そんな話を以前、日航OBの患者さん
(Su山さん)がおっしゃっていた。ホント
、その通りだと思う。だからいい結果に
なったら、業界全体の功績。悪い結果が
起きたら、業界全体の落ち度だと。これ
が航空業界。

ちなみに、『ハドソン川の奇跡』を起こ
した民間航空のこの機長さん、元アメリ
カ空軍の操縦士をやっていたとのことで
した。

この機長さん、元アメリカ空軍の操縦士をやっていた大ベテランの方です。

      おしまい

ブログ一覧