
健康寿命はまあ、簡単に言えばピンピンコロリ
健康寿命って健康上の問題で日常生活が
制限されることなく生活出来る期間のこ
とです。平均寿命ってのもあるのでヤヤ
コシイのですが、簡単に言えば『ピンピ
ンコロリ』、これです。

ピンピンコロリ
健康寿命を伸ばす秘訣なんですけど、最
近の研究で『脳と筋肉と脂肪』、この3つ
の連携が大切だってことが分かって来た
んですよ。『ちょっとポッチャリの方が
いいんだよ』ということです。

健康寿命を延ばすにはちょっとポッチャリの方がいい
『サーチェン遺伝子』とか『長寿遺伝子
』って世の中では言われているんですけ
ど、私たちのカラダの中に長寿にする為
の何かがあるワケではないんですよ。
だから最近、長寿遺伝子という言い方は
されなくなりました。サーチェンという
酵素なんですが、それ自体がホントに重
要な働きをしているんだということが分
かって来たんです。

サーチェン酵素は長生きに関係している。
平均寿命と健康寿命の差は男性で9年、
女性で12年開きがあるんです。これはま
あ、寝たきりじゃないけど、チョットだ
け調子が悪いぞってこと。この健康寿命
をいかに延ばして最後の最大寿命にいか
に近ずけるか、これが研究者の最大目標
。

平均寿命と健康寿命

平均寿命と健康寿命の差は男性で9年、女性で12年ある。
サーチェン酵素が働いているのは、脳の
中にある視床下部って言う場所だった。
ヒトの場合、重さ約4グラム程度。この
視床下部ってのは元々、生活の基本をつ
かさどっている場所で、摂食や睡眠、生
殖にも関わる。つまりヒトの生存に直接
関わっており、いろんな機能をコントロ
ールしているんですよ。

睡眠をいじると老化や寿命にエイキョウがでる

サーチェン酵素が働いているのは、脳の中にある視床下部
私たちには食事、睡眠、行動などのサイ
クルがあって、こういうものがサーカデ
ィアンリズム(1日で繰り返す生活リズム
)という風に呼ばれているんですが、実
はサーチェンの酵素はこのサーカディ
アンリズムのコントロールにも重要な役
割を果たしているんです。

サーカディアンリズム(1日の生活リズム)
私たちのカラダは基本的に24時間でを周
期を繰り返す自然のリズムをもっている
んです。この24時間のサイクルにあわさ
った形で進化してきているんデス。です
から逆に言うと、このリズムを乱すと私
たちのカラダにいろんな故障が生じる。
リズムが歳を取って来るにつれて、だん
だん崩れて来る。ですから、本来持って
いるリズムをいかに保つか、これが健康
寿命にとって大切なんですよ。睡眠をい
じると老化とか寿命にエイキョウが出る
。若い頃はいくら徹夜しようが、夜更か
ししようが、すぐ戻るんですが、歳を取
って来ると、乱れたものを元に戻すのは
難しいんですよ。

歳を取って睡眠をいじると、寿命に影響する
【続く】