蔦屋重三郎と葛飾北斎

農民の江戸への出稼ぎ禁止(寛政の改革)

江戸時代中期の寛政の改革は松平定信が
行った質素倹約や財政の引き締めなど。
出版業界も『世が乱れる』ということで
幕府の役人に睨まれた。

旗本や御家人の借金を帳消し(棄捐令)

大打撃を受けたのは出版ばかりじゃあり
ません。芝居小屋もその1つ。客足の遠の
いた結果、江戸の主だった芝居小屋はす
べて休業に追い込まれました。寛政の改
革が始まって6年目、改革の中心人物の
松平定信が辞任。庶民の締め付けが和ら
いで来た。

葛飾北斎は蔦重から仕事を受ける絵師の一人だが、役者絵の才能はなかった。

役者絵も美人画と並んで人気がありまし
た。で、役者絵ブームが来た。葛飾北斎
は蔦屋重三郎から仕事を受ける絵師の一
人。蔦重は若き日の葛飾北斎に役者絵を
描かせた。しかし、彼にはどうも役者絵
の才能はなかた。

江戸時代、歌舞伎役者はスーパースター

ところがどっこい、風景画を描かせたら
超スゴイのを描いた。それが、みんなの
知っている、あの有名な風景画
『富嶽三十六景』など。

風景画を描かせたら才能があった。葛飾北斎の 『富嶽三十六景』

人はどこに才能があるかわかりませんね
え。

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