ホモ・サピエンスは、火を使って武器・防具・土地・時間を手に入れた(下)

 

     【続きです】

火を使う前の人類は毎日5時間くらい獲
物を探して、次に咬んで咀嚼するのに
5時間、次に消化する為に5時間ダラダ
ラしてなきゃいけなかった。食うだけ
で1日15時間かかる、じゃあ残りの10時
間、もう寝る時間ですから、動物園で
モノを食ったサルがダラダラしているの
は、まああの通りなんですよ。だからメ
スを獲るために戦うっていうのは、1日、
1時間か2時間くらいしか使えないんです
よ。それくらい腸ってのはエネルギーを
必要とするんですよ。

火を使う前の人類は、1日中ダラダラして過ごす

ある日、火を使うようになった。すると
行動範囲が広がる。火を使えば、肉食獣
、まあボクらを襲うような捕食専門な肉
食獣もボクらには近ずかないんですよ。

火を使えばライオンから身を守ることがデキル

おまけにそれまで食べれなかった高カロ
リーな食材が簡単に食えるようになる。
森を焼いてカンキョウも変化させること
もデキル。まあ、カンキョウをコントロ
ールする力を持ってしまったということ
です。

森を焼いて、カンキョウをコントロールできる

さらに咬む時間と消化する時間、合計10
時間の必要もなくなった。ヒトは火を使
うことで、武器と防具、土地と時間とい
うものを全部手に入れた。

ヒトは火を使うことで、咬む時間、消化する時間、武器、防具、土地、時間などすべてを手に入れた。

30万年くらい前に火が使えるようになっ
て、20万年くらいやってたら、進化とい
うものは人類にいろんな方向性を与え出
した。

モ・ネアンデルタール人、彼らはホモ
・サピエンスより大きな脳とかスゴイ運
動機能とか体力が与えられたので、単体
で勝負したら、ボクらは勝てないんです
よ。

ネアンデルタール人はホモ・サピエンスよりも大きな脳とかスゴイ運動機能、体力を持っていた。

あとインドネシアのジャワ島辺りにいた
ホモ・フローレシエンシス、こいつら体
長1メートルくらいしかないので、体重
25㎏で小型化の方向に進化しました。

ジャワ島付近にいたホモ・フローレシエンシスは体長1メートル・体重25㎏で、小型化の方向に進化した。

だいたい30万年前に人類が火を得てから
大まかな別れが始まりました。
何でホモ・サピエンスだけが残ったのか
と言うと、実はホモ・サピエンス種には
特徴があって、臭いに敏感なんですよ。

ホモ・サピエンスは自分たちの種族と違う臭いを極端に嫌った。

自分たちの種族と違う臭いを極端に嫌う
というのがボクたちホモ・サピエンスの
特徴で、だからネアンデルタール人とか
エレクトスは10万年前に既に違う臭いを
持っていたので『敵として、排除せよ!
』っていう信号がどうやらボクたちの中
で生まれたらしいんですよ。その話は今
度また。

       おしまい

 

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