『海馬』は机の上、『大脳皮質』は本棚って感じ

今日はややこしい話です。興味のない人
にとっては頭の中がこんがりますので
スルーしてください。その頭の中の話
です。では始めます。GО!

生まれてから今までの記憶は脳のどこか
に保存されているという話があって、昔
はそんなの保存されてないと考えられて
いたんだけど、最近になってどうやら忘
れた記憶でも記憶の痕跡細胞、まあ、星
座みたいなヤツが残っているらしいって
のが分かって来ました。

夜空の星座

ということは、ホントは忘れていると思
っているだけで、思い出すことが出来な
いだけっていうケースが結構多いという
こと。何かの拍子に突然忘れていたこと
を急に思い出すトリガー(引き金)がある
んですよ。

まあ、昔のブラウン管テレビで、映りが
悪くなったら叩いたり、突っついたり、
蹴っ飛ばしたりすると、突然画面が蘇っ
て来たでしょう。あれと同じ理屈。アレ
は真空管のピンとソケットの間で時々、
酸化被膜ができて、導通不良が起こるん
です。それでテレビを叩くとその振動で
酸化被膜が突然擦れて、導通が回復する
んですよ。それはまあ、いいとして、

ヒトの脳の情報って、海馬に貯えられる
んだけど、時間と共に海馬から大脳皮質
に記憶は移るんですよ。まあ、海馬は小
さい。大脳皮質は大きい。だから大脳皮
質は記憶容量がはるかに大きい。

海馬から大脳皮質に移る時に記憶の選別
をしているんです。よく使うものは残す
んだけど、それ以外のたいして使わなく
ても大事だと思ったものは残してありま
す。

『海馬』を机の上だとしたら、しょっち
ゅう使っている鉛筆、ノート、消しゴム
、鉛筆削り、メモ用紙などは残す。で、
あとの、まあまあ大切だけど、あまり使
わないものは本棚にしまちゃう。
その本棚が『大脳皮質』ってわけだ。

ブログ一覧