
昔、診療室に飾っていた『サックス』
先日、ある患者さんとお話していたら、
その患者さん、『お金が貯まったら、
サックス買おうと思うんだよね。』と。
どうやら昔、彼はサックスを吹いていた
らしいのです。
そう言えば、うちの診療室に昔、サッ
クスを飾っていたなあ。あれ、どこに
しまったんだっけ?倉庫だっけ?と思
い、探してみたら、ちゃんとビニール
袋に包んでしまってありました。もう
コレ一生使わねえなと思い、かたずけ
ていたのです。

サックス、どこにあったっけ?
で、ふと、このサックスは必要な人に
使ってもらったほうが幸せなんじゃね
えか?と思いつき、引っ張り出して来て
『よかったらコレ、差し上げましょう
か?』
と言うと、その患者さん、
『先生、いいの?、貰っていいの?ホ
ント?うれしいなあ!先生、ありがと
う!いやあ、うれしい!』

『ほんとに貰っていいの?ホント?うれしいなあ!』
こんなに感謝されるんだったら、もっ
と早く差しあげればよかった。
で、その患者さんの次の来院日、
『先生!これあげる!』って。『何ですか
?』『感謝のしるし。下手な筆だけど!』
と言って頂いたのが下の写真の習字の紙。

『ありがとう、笑』。桃の木も頂きました
『ありがとう、笑』
お世辞にも字は上手だとは言えないけれ
ど、何か知らないけれど、その気持ちが
うれしかった。何か、子供に『肩たたき
券』をもらったような気持ちでした。

このような手作り作品も医院に届いた。
この患者さん、2025年2月3日のうちの
ブログ『渡辺さんちは【鬼は~外】の豆
まきをしなくてイイ』に勝手に出演して
もらった患者のW辺さんです。