
新田や鉱山を開発し、幕府の財政を立て直した田沼意次
今日はNHK大河『べらぼう』の主役、名
編集長・蔦屋重三郎(蔦重)の青春時代の
話。
幕府の実権を握っていたのは、老中・田
沼意次。
で、この人、新田や鉱山を開発し、商業
を発展させることで、税収を増やし幕府
財政を立て直ししようとしました。新田
開発や鉱山開発はあまり上手くいきませ
んでしたが、田沼の元で江戸の景気は良
くなり、自由な気風が広まったんですよ
。

蔦重は吉原の入り口に小さな貸本屋を構えた
で、23歳になった蔦重が吉原の入り口に
小さな本屋を構えたのは、そんな時代。
本屋と言っても、客の読みたがりそうな
本を揃え、吉原の中の店や家を訪ね歩い
て貸すという仕事。それだけに蔦重は吉
原の変化を目で肌で感じることができた
んですよ。
で、このころになると、江戸の各地に岡
場所と呼ばれる幕府非公認の遊郭が出来
ていました。料金が安いため、吉原は客
をこの岡場所に取られ、吉原の景気は下
降気味。これではいけないと思い、蔦重
が思いついたのが出版というメディアを
利用する事でした。

幕府非公認の遊郭・岡場所。料金が安い為、吉原の客を取られた。
蔦重は自らが編集者となり、吉原のガイ
ドブックを製作。これが『吉原細見』。
吉原を訪れた客が必ず目にするもの。外
からはうかがい知れぬ吉原、その雰囲気
が行かなくても味わえる、と飛ぶように
売れた。

『吉原細見』は飛ぶように売れた。
さらに蔦重は遊女たちの紹介本、
『一目千本』を出版。これは遊女一人一
人を四季の花に見立て、一流の絵師に描
かせた。露骨に批判するのではなく、花
に見立てることで、彼女たちの魅力を伝
えた。まあ、江戸の風俗を書くわけです
な。

『一目千本』の鳥兜(トリカブト)・毒草

トリカブトで腹上死させる花魁
江戸の社会を書く。そうすると、地方の
読者たちにとっては、江戸のお土産とし
ても非常に面白いものになるわけです。

『吉原に行ってみてぇ~』
『吉原って、どんなところ?吉原ってそ
んなところなのかぁ!行ってみてぇ~』
みたいな。