オメガ3脂肪酸は動脈硬化・肥満を抑える作用がある(後半)

 

オメガ3脂肪酸は動脈硬化・肥満を抑える作用がある。

    【続きです】

そのα‐リノレン酸、まあオメガ3の
出発点となる脂肪酸なんですが、
FADSという酵素がカラダの中でα‐
リノレン酸をEPA・DHAに変えて行
く。クルミ、亜麻仁油に含まれるオ
ガ3はα‐リノレン酸なんですよ。

ハプロタイプDという遺伝子を持っていると、FADSという酵素がクルミ、ナッツなどに含まれているα-リノレン酸をEPA・DHAというオメガ3脂肪酸に変えてくれるんです。

実はこのα‐リノレン酸を摂取すれば、
それをもとに、EPA・DHAは体内でも
合成できるわけです。
この合成を効率的におこなえるのは、
ハプロタイプDという遺伝子の型。日本
人の半数以上は、このパプロタイプDの
遺伝子を持っている。

日本人の半分はハプロタイプDの遺伝子を持っている。

ロシア極東のイヌイットの人達はハプロ
タイプDをまったく持っていない。
もともとEPA・DHAを毎日、魚からたく
さん取っているイヌイットの人達はハプ
ロタイプDは現れて来ない。海産物が摂
取できるようなグループではEPA・DHA
を作る酵素が必要なかった。

ロシアのイヌイットはハプロタイプDの遺伝子をまったく持っていない。

インド人の大半はハプロタイプD遺伝子を持っている。

だから、クルミや亜麻仁油や豆腐なんか
を食べたら、日本人のカラダの中にある
パプロタイプDの遺伝子がクルミや亜麻
仁油に含まれるα‐リノレン酸をEPA・
DHAに変えてくれるんですよ。するとこ
れが、動脈硬化・肥満を抑えてくれるっ
て言う話になるんですよ。

                            おしまい

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