鮭には2つあって、1つがサーモン、
もう1つが天然鮭。サーモンは養殖です
から、寄生虫がほとんど入りません。
一方、天然鮭のほうは寄生虫がいること
もあるから、焼いて食べる。
鮭にはカラダにイイ脂肪酸のオメガ3が
たっぷり含まれています。今日はそのオ
メガ3の話です。
オメガ3は動脈硬化・肥満を抑える脂肪
酸です。一般的に魚には
EPA(エイコサペンタエン酸)と
DHA(ドコサヘキサエン酸)
といったオメガ3が豊富に含まれています
。このEPAやDHAは体内で十分作られな
いので、食事によって摂取しなければな
りません。そのため必須脂肪酸と呼ばれ
ています。
本来はEPA・DHAの元のようなα‐リノ
レン酸ってのがあるんですが、まあ、こ
れがエゴマ、豆腐、クルミなんかに含ま
れているオメガ3。これ、ふつうに木の
実とかもともと森にいっぱいあったもの
をつまんでいたら、そこそこ食べられる
。ナッツとかいいですよ。いっぱい入っ
ている。それから魚がイイと言われます
けど、魚を採ることは人類最後の狩猟。
アレ、自然の中なんですよ。だからEPA
・DHAってのはフツーにあって、特別の
ものじゃない。
『オメガ3と脳の研発達』と言う研究が
あって、まず、胎児の段階で始まる脳の
発達には、材料となるオメガ3が欠かせ
ないんですよ。中でも重要なのがDHA
胎児の脳に供給されるオメガ3脂肪酸、
とくにDHAは母親に依存しています。
そしてこのDHAは神経細胞の適切な数
を生み出すのに重要。
大脳皮質は神経細胞がたくさん存在する
場所なので、適切な量が胎児の脳に作ら
れていないと様々な脳機能障害の原因に
なる。そう考えると、オメガ3は人類を
発展させるうえで欠かせない栄養素なん
ですよ。
【続く】