ローレン・アイズリーの『星投げ人』

アメリカのローレン・アイズリーが書い
た『星投げ人』という、短編小説があり
ます。その内容次の通り。

海岸を散歩していると、少年がヒトデを
海に投げていた。何をしているのか?と
尋ねると、少年は『海に戻してやらない
とヒトデが死んでしまう』と答えた。

『海に返してやらないとヒトデが死んでしまう』と少年は答えた。

私は『そんなことをしても、海岸中がヒ
トデだらけなんだから、すべてのヒトデ
を助けられないし、意味がないだろう』
と言うと、少年は少し考え、またヒトデ
を海に投げ始めた。そして私にこう言っ
たのだ。『でも、今投げたヒトデにとっ
ては意味あるでしょ』と。

『でも、今投げたヒトデにとっては意味があるでしよ。』と少年は答えた。

何の足しにもならないよ、は
『no differance』
いやいや、違いがあるよ、は
『make differance』

ヒトデはこんなにたくさんで全部は助け
られない、徒労に思える。でも少年は言
う。このヒトデは確実に助かるよ。そし
て一つずつヒトデを海に投げ続ける。

『このヒトデは確実に助かるよ』

人は時に自分のしていることに虚しさを
感じる事があります。一生懸命努力して
も、結果がついてこないと、何の足しに
もなっていないのじゃないか?という思
いに駆られます。

受験勉強って、合格する事だけが最終目
的ではありません。受験を通して学ぶこ
との喜びや、己に勝つことの尊さを知る
んですよ。勝てば自信になるし、負けれ
ば、励みになります。

中学受験する子供たち

話は戻って、本当に『ヒトデを海に投げ
るのは何の足しにもならないのか?』
それとも『海に投げる事に意味があるの
ではないのか?』それはやっている行為
をどう見るかにもよるのだ。それをネガ
ティブに捉えるのか、ポジティブに捉え
るのか。

ワタクシも残された人生を『星投げ人』
として歩んで行こうと思う。『手の届く
範囲の星を拾って投げてるだけなんです
よ』と言って。心豊かな人生を送るため
だ。

ちなみにヒトデのことを英語でスター・
フィッシュ(星魚)と言います。

 

『今年も1年間、ありがとうございました。』

これが、今年最後のブログになります。
今年も1年間お付き合い頂きありがとう
ございました。来年はブログを続けるか
どうかわかりませんが、もし書いていた
ら、それとなく立ち寄ってみてください。
それでは、皆さん、良いお年をお迎え下
さい。

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