自然界の動物は基本的には偏食です(前半)

『食べなさい!』『いや、食べたくない!』

自然界の動物は肉食も草食動物も基本的
には偏食です。雑食のハズのパンダもふ
だんは身近にある竹や笹の葉っぱを食べ
ます。ヒトのように何でも食べるわけじ
ゃあありません。

パンダは本来、肉食だが草食を選んだ

動物の場合は、例えば毒が含まれている
と体調を壊したり、天敵から襲われたり
するリスクを抱えるので、常にジレンマ
を抱えて食事をしています。そうです。
動物は初めて見る食べ物を警戒するんで
すよ。これを食物新奇恐怖と言います。
子供なんか、珍しくて新しいものは食べ
たがらない。

動物は初めて見る食べ物を警戒する

まあ、赤ちゃんが初めての歯医者さんで
お口を『ア~ン』してねと言っても、頑
固に口を開けない子がいますが、これも
生き物の本能なんでしょうね。毒を飲ま
されるかもしれないので、警戒している
のか。

小さい子も初めての食べ物は警戒する

けれど、それをしていると、今度は生き
物としての進化が無くなるんですよ。人
類が広がって行く時、新しい所へ行った
ら、これ、食べていいかな?と誰かが頑
張る。で、多くは死んじゃうんだけど、
生き延びたヒトが、コレいけるぞ!あの
人、かわいそうにね。
そんなのを学習として受け入れて行く。

原始人の誰かが犠牲になって、食べれる物が増えていく

まさしく脳のシワの前頭葉が作って行っ
たということですよ。そうやりながら人
類は世界中に広がったんですよ。

      【続く】

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