桓武天皇って、都を奈良の平城京から
京都の平安京に遷都させた万世一系では
珍しい革命家タイプの天皇です。
寺社勢力が強すぎるとか、母さんが渡来
の百済系だからいろいろ言われるとか、
天武系じゃなくて天智系の子孫だからふ
さわしくないとか、まあ、いろいろあっ
て、都を変えました。
都を変えて新しい都にするってことは古
い衣を脱ぎ捨てて、新しい衣を着るよう
なもの。例えば、バブルがはじけた頃、
日本を再生するんだって、何が一番みん
なの気持ちにフィットしたかと言うと、
日本企業じゃなくて、これからはグロー
バルなんだという事で、グローバルスタ
ンダードにする。役員にはみんな外国系
を入れる。
桓武天皇は当時滅亡して亡命・渡来して
いた百済人を用いた。どうだ、新しいだ
ろう!都を変えることは、古い価値観を
変えることなんですよ。
途中、長岡京に10年いたけど、水害か何
かで都造りが上手く進まず、その北側に
ある京都に都を移して平安京という名を
つけました。
【続く】