2024年 8月 の投稿一覧

日本人は6種類の言語を使いこなす

『日本語なんて、簡単だよ!』『そうかなあ?』

あるインドの言語学者がこんな事を言っ
ておりました。『日本人は6つの言語を
使いこなす非常に特殊な民族だ』と。
日本語と言えばふつう、『ひらがな』
『カタカナ』『漢字』『ローマ字』の
4種類を思い浮かびます.

ひらがな、カタカナはそれぞれ46文字
、漢字に至っては10万字を超える数
が存在するため、この4種類だけでも
使いこなすのは至難のワザ。しかし彼
が言うには、残りの2つが日本語の難
易度を大きく上げていると言う。

日本人は複雑な言語を使いこなす

5つ目は『絵文字』。これは相手の表情
や声がわからない声文字でのやり取りに
対する配慮から生まれたものだ。しか
し、泣いている絵文字でも感動したり、
喜んでいるイミの場合もあり、外国人が
使いこなすのは非常に困難。

そして最後の6つ目、これはワタクシも
苦手なのですが、『空気』。目には見えな
いけども、日本では読めなくては困る場
合が多く、海外の人にとっては、最も難
関らしい。

『何だ?こいつ、空気読めよな!』

ワタクシはその他もう1つあると思う。
それが『行間』。
これは海外の人どころか、若い男の子も
どうやら苦手のようだ。こういう話があ
ります。ある女子校に勤めていた女性の
国語教師が男子校に転勤して来た。で、
男子生徒に質問した。『この線の付いてい
る文章はどういう意味だと思いますか?』

人生経験が短いと、行間が読めない?

男子生徒、『わかりません。』
『わからない?』
『だって、書いてないじゃん!』
『女の子ならみんなわかりましたよ。』

まあ、女子高生は『行間』が読めるけ
ど、若い男子高生はどうやら『行間』
を読むのが苦手のようだ。

京都の財政がキビシイ?

祇園祭

7月1日~7月31日まで京都では祇園祭
をやっています。祇園祭は八坂神社
(祇園社)の祭礼で9世紀から続いて
います。応仁の乱のとき一時途切れまし
たが、町人が復活させたんですよ。新型
コロナの時も規模を小さくして地味に行
っていました。やめるわけには参りませ
ん。だって、祇園祭ってのは新型コロナ
ウイルスなどの疫病を追っ払う祭礼なん
ですから。

今日は祇園祭の話じゃなくて、京都の財
政が大ピンチという話です。
日本だけでなく、海外からも観光地とし
て何かと人気の京都ですが、実は将来、
財政破綻するのでは?と言われています

その理由の1つは京都市の税収の低さ。
市町村の税金の85%は固定資産税と
住民税で徴収されますが、京都市では
どちらの税収も他の都市を大きく下回っ
ているんですよ。

京都市は固定資産税と住民税の徴収が少ない

そもそも昔から京都市は、お寺や学校な
どの宗教法人・学校法人が多くて、固定
資産税が免除されているんです。昔から
寺が強いですからねえ。だから建物によ
る税収が少ないんですよ。

寺の数が多いので固定資産税が徴収できない

その上、京都市は学生が多く、所得の
ある納税者も極端に少ないんです。つ
まり住民税の徴収も少ない。

京都は学生の数が多い

もう1つの理由はバブル期に地下鉄を掘
ったんですが、工費が高騰してる時に
工事したもんだから、予想外の借金で
京都市は火だるま。それだけならまだ
いいのですが、地下鉄の見込み客が意
外と少なく、運賃も潤わない。京都は
バスや自転車が便利ですからねえ。

京都は街がコンパクトなので自転車が便利

まあ、そいうわけで京都市は国の力を借
りて、財政再建が進められているんです
。もし、観光業という天下の宝刀が無け
れば、ゾッとします。京都市は打ち出の
小槌を上手く使ったワケです。

鳥は現代に生きる恐竜?(後半)

始祖鳥の骨格

     【続きです】

で、イギリスのトマス・ヘンリー・ハク
スリー博士は『鳥は獣脚類の恐竜から
進化した。』と発表したんです。何か鳥
以外の恐竜に違いないことはわかってい
たんですが、それが獣脚類であると断定
したんですよ。世界はビックリ。

獣脚類(チラノザウルスの仲間たち)

その根拠となったのが、同じ頃発見され
た獣脚類・コンプリグナトゥスの化石。
博士は始祖鳥とコンプリグナトゥスの骨
格を詳しく分析したら、共通点が多くあ
ることに気ずいたんですよ。

始祖鳥

獣脚類のコンプリグナトゥス

コンプリも始祖鳥も2本足で歩いていた
ハズ。両方とも腕がある。コンプリは腕
が胴体の下に、始祖鳥は胴体の上にある
。始祖鳥の腕が翼に変わったのだろう。
それに両方とも長い尾の骨もある。
そして両方ともに歯があった。

始祖鳥と獣脚類のコンプリグナトゥスは骨格がそっくり(オガワ工房)

これらの共通点からコンプリグナトゥス
と始祖鳥は極めて近い関係にあると考え
た。つまり、獣脚類が進化して鳥になっ
たのだ。

それまで常識とされていた考え方は、
『それぞれの種は創造主により個別に創
られたので、進化することはない。』と言
う古~い考え方。

世界の種は創造主によって創られた

それにたいして、ダーウィンは『全ての
生き物は共通の祖先から進化した。』と
主張していました。

ダーウィンの進化の木

このダーウィンの『進化論』の考え方に
当てはめると、『鳥と恐竜は共通の祖先
を持つ』ってのは極めて自然だったの
デス。だから、

   『鳥は現代に生きる恐竜。』

      おしまい。

鳥は現代に生きる恐竜?(前半)

恐竜の世界

可愛らしいヒナたち。この鳥たちが現代
に生きる恐竜だってこと知ってますか?
その進化の歴史は1億5000万年前まで遡
ります。

最古の鳥とされる始祖鳥は巨大な恐竜の
上を飛び交っていました。ところが、
およそ6000万年前、巨大隕石の衝突で
生き物たちが大量に絶滅。過酷な環境
の中をたくましく生きた小さな鳥たち。

約6000万年前、巨大隕石が地球に落ちた

近年の研究では鳥は2本足で歩く肉食の
恐竜(獣脚類・チラノザウルスのような
ヤツら)だったということがわかってい
ます。

チラノザウルス

鳥がどのように進化して来たか。
ロンドン自然史博物館に1億5000万年前
の化石があります。

始祖鳥です。

この始祖鳥、1860年代に発見され、世界
を驚かせました。というのは、始祖鳥は
進化の初期段階にある鳥で、現代の鳥の
特徴と鳥以外の恐竜の特徴を併せ持って
たから。

始祖鳥

大きな翼がある一方、鳥以外の恐竜と同
じように長い尾の骨も持ち合わせていた
のです。さらに、鋭い歯と強力な爪を持
っていました。当時、羽毛や翼を持って
いるのは鳥だけだと考えられていた為、
最古の鳥だとされたんです。

       【続く】

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