2024年 7月 の投稿一覧

イモリが再生を始めるシグナル(前半)

イモリの切れた手が再生する

 

今日は再生のお話です。
チョット専門性が高いです。

ワタクシたちが腕に傷を負ったら
『かさぶた』ができます。これは
傷口を塞ぐために血液を固めたモノ。

数日すれば傷痕は無くなったように
見えますが、実は表皮だけが元に戻る
だけで、その下にある真皮は
傷口が残ったままなんです。
だから、再生とは言っても不完全。
修復とでも言いましょうか。

その一方で傷を負っても完全に再生
できる生物もいます。有名なのが
水辺に住んでいるイモリ。
前足が切れても再生します。

生物って受精卵から徐々に成長して
いくと、カラダのどんな組織にでも
変わることのできる『多能性幹細胞』を
作ります。その後、『組織性幹細胞』に
なる。

多能性幹細胞➡組織性幹細胞(オガワメモ)

 

イモリが再生に使っているのが、この
組織性幹細胞。前足を失った時、
この組織性幹細胞を新たに作り出して
必要な血管や、ヒフ、骨を作ってイク。

イモリは足を切断してしまうとヒトの
ように『かさぶた』を作らないで、
ヒフを伸ばして傷口を塞ぎます。

その時、『背側のヒフと腹側のヒフが
閉じて交わることが再生開始の
シグナル』なんです。

切断されたヒフの両端が閉じる(オガワメモ)

 

背と腹の2つの交わった部分は血管や
ヒフ、骨などを作り出す新たな幹細胞が
たくさん生まれるってワケです。
ヒトは『かさぶた』を作るから
再生出来ないんです。

(長くなったので、今日はおしまい。
後半はもっとわかりやすいデス。)

 

 

隣のビルが火事だ!化学消防車、ハシゴ車、高地放水車が集まって来た。

院内から外を見たら、消防隊の人達が・・・

患者さんの治療も一段落して、お昼頃に
なりました。空気を入れ替えようと窓を
2か所空けていたら、何か、タバコの焦
げ臭いがニオイが・・・。
『どこかのヘビースモーカーがタバコ
でも吸ってんのか?それにしても臭い!
窓を閉めよう。』

外を見ていたスタッフのA達さんが、走
って来た。『先生、大変です!隣のビル
が火事です。』『何?それ!』

『先生、大変です!隣のビルが火事です。』

表に出てみたら、サイレンが鳴り始め、
次々と赤い化学消防車やハシゴ車、高所
放水車などがウチの歯科医院の前に集ま
り始めた。周りを見渡したら、野次馬の
連中がみんな、こっちを見ている。

『えらいこっちゃ、外に出よう。命が
一番!』悠長に服を着替えている場合
ではない!白衣のままスグ外に出た。

すると、ウチのテナントの皆さんも次々
と1階に降りて来た。消防車のサイレン
で外の気配に気付いたようだ。
2階の司法書士のK松先生は大事な物を
カバンに詰め込んで急いで降りて来た。
『これさえあれば、大丈夫!』
3階の広告会社のスタッフも、パソコン
会社のF丸さんも、5階のエステの先生
も皆、1階に集合。一体、この騒ぎは
何?って。皆さん、意外と冷静。

危険なので野次馬が入らないように、作
業の邪魔をされないように、消防士さん
達は現場の周りに『立ち入り禁止!』の
縄を張っていた。われわれビルの住人は
縄の内側なので、既に立ち入ってた。

消防士さんたちは忙しそうに、火消しに
東奔西走。北1条通りの路線バスは何も
関心なさそうにいつものように走ってい
る。みなさんの抜群のチームワークもあ
り、隣のビル火災は30分後に消火。

どうやら無事、消火出来たようだ

みんな税金を払ってるから、どこかの国
とは違って、警察とか、消防士さん達が
すぐ駆けつけてくれるんだよなあ、と思
いました。ホントに有難い。
とりあえず、皆さん無事息災でヨカッタ
、ヨカッタ。

青山学院大学駅伝部、人間性のいい人をスカウトするようになった

テニスの腕前はフツーだけど、人間性がイイ

人を評価する場合、よくあるのは、極め
て能力の高い人だけを評価するやり方で
す。実際は、どんな組織でも能力の分散
があって、真ん中のそこそこの能力のあ
るグループが一番多くて、能力の突出し
た人と劣る人は少数という構成になって
います。まあよくある偏差値のベルカー
ブってやつです。

ソシキ全体の効率を引き上げたい時にト
ップの少数の人だけに報奨金を与えるよ
うなことをしても、ソシキ全体の底上げ
にはつながりません。平均的能力を持っ
ている人たちが今までよりも少し良く働
くように仕向けることが、実は大切。

少人数のトップ層

ヒトはひとり一人感情を持ってて、気持
ちで仕事をしているワケですからね。

そこで、ふと、青山学院大学駅伝部の原
監督が昔言ってた話を思い出しました。

青学駅伝部の原監督

原監督が青学駅伝部のカントクに就任し
て3年目、全国高校5000mランキングで
も上位の即戦力にお願いして入部しても
らった。『よ~し!これで箱根駅伝に出
場できるぞ!』
しかし、その目論見はもろく崩れました
。お願いして来て貰った選手たちは、寮
則、門限を守らず、まともに練習すらし
なかった。しかし、ずば抜けた素質を持
ってた事で、他の部員たちは腫物にでも
触るような態度だった。彼らに、『来て
やったんだ!』という思いが強かったん
だろうと思います。チームがまとまらな
かった。

素質はあるが、寮則門限守らない。練習しない

それ以来、スカウトする選手の第1条件
は1にも2にも人間性。どんなに抜群の
素質があろうと、心根が悪い選手はチー
ムをダメにするというのを学んだそう
です。

スカウトする選手の第1条件は人間性

 

 

 

トヨタの全方位戦略

世の中では、脱炭素、脱炭素と言われて
います。環境に優しいEV車に大手自動
車メーカーがこぞって躍起になる中、
トヨタはEV車の将来性を探り、独自の
路線をとっていました。それがEV車に
たいして力を注がない戦略。
これには、『トヨタは環境問題を一切考
慮していない!』とか『時代遅れだ!』
といった厳しい意見が寄せられ、怠慢な
企業と言われ続けました。

EV車

でもね、トヨタがEV車市場に対して、
消極的だった背景に、ある重要な戦略が
隠されていたんですよ。
それはEV車の一極投資を避け、次世代
の全固体電池、水素燃料電池の開発に加
え、HⅤ車やガソリン車などへの均等な
開発投資を行うというものなんです。

均等な開発投資を行う全方位戦略

つまり、脱炭素の取り組みを多角な切り
口で進めるという、まあよくある全方位
戦略です。そりゃそうです。トヨタほど
の大企業ですもん、一か八かに賭けるわ
けにはいきませんからね。下請け、いっ
ぱいいるもん。
ガソリン車、HⅤ車という『母屋』の横
にEV車という『離れ』をチョット作っ
てみた。

『母屋』と『離れ』

結果、販売台数世界一の座にはトヨタが
いました。『EV車が市場を圧巻するこ
とはありえない。』まあ、『EV需要の
先』を見越した戦略だったんですよ。
急速に盛り上がったEV市場で唯一冷静
であったトヨタ。

豊田章男会長

メルセデスもアウディもハマった。今後
はその先見の明と柔軟な対応力でEV市
場での逆転劇を是非、見てみたいもので
す。

100年前、日本人がギリシア人を助けたいい話

ギリシア・トルコ戦争

1922年、ギリシア・トルコ戦争にて多く
のギリシア人がトルコの港町で難民にな
りました。そして、政府からの援助を得
られず、港にいる他国の船にも見捨てら
れてしまう。

『もう、助からない・・・』

ギリシア人達が諦めていたその時に突然
、日本の商船が現れたのだ。そして驚い
たことに、船長は難民たちに船に乗り込
むように呼びかけた。さらに、一人でも
多くの難民を救助するために『船荷を投
げ捨てろ!』と船員たちに指示。

突然、日本の商船が現れた

追って来たトルコ軍に対しても、『この
船にった難民の髪の毛1本にでも触れた
らタダじゃ済まねえぞ!』と威嚇した。
船員たちは危険を顧みず825人もの難民
を乗せ、無事にギリシアへ送り届けたの
でした。

無事、ギリシアに送り届けた

『日本だけがワレワレを見捨てなかった
!』ギリシアの人々は日本にとても感謝
し、何とこの救出劇を映画化したんです

2018年にはアテネ国際デジタル映画祭で
最優秀賞を受賞。100年経った今でも、
こうして日本の勇敢な行動は語り継がれ
ているんですよ。

ねっ、いい話でしょ!

地政学的に日本は世界有数の超優秀国の一つ

規格外の起業家・イーロン・マスク氏

イーロン・マスク氏が言ってたんですが
、日本の人口が減少していることは世界
にとって大損失であると。まあ、そうだ
と思いますが。
それ以外に日本は地政学的に世界有数の
超優秀国の一つなんです。日本人の9割
はたいして知らないし、興味もないんで
すが。まず、

日本人の9割は知りません

①広い排他的経済水域。
まず日本の排他的経済水域は世界トップ
クラスで漁業は日本を大きく繁栄させた
。さらに、海底に約200兆円の経済価値
のある資源が眠っています。

②軍事的な優先。
島国は外敵に攻め込まれるリスクが低い
。更に海軍を保有できる為に内陸国に比
べると圧倒的に有利。

海に恵まれ、海軍を保有できる

③他国との協力。
アメリカとは同盟を結ぶほどの信頼関係
築いているが、さらに準同盟国(オース
リア・カナダ・インド・イギリス・フ
ンス)など頼れる大国と心強い協力関係
築いているのだ。

日米同盟

④海を使った貿易。
海上貿易によって物流や文化を発展させ
きた。四方を海に囲まれ多数の港町があ
日本は強力なシ―パワを保有している。

⑤未来の産業。
種子島宇宙センター・ロケット発射基地
ある。ロケットを打ち上げるための最適
場所を持っている為、宇宙産業でも大き
発展を遂げている。

種子島宇宙センター

つまり、日本は地政学的に恵まれている
んですよ。

『論語とそろばん』の中に書いてある話

金魚鉢

時々ニュースで、外国で有事があって
パニックになると、一般市民が店に侵入
して商品をかっぱらって逃走するという
シーンを目にします。
いつ襲われても応戦できるように、お店
が全部武装するなんてことを日本中の店
でやっていたら、まともな商売なんか
できません。

海外で暴動が起こり、店内のモノが略奪された

だから、自分がいきなり強盗に襲われた
ら「やだなぁ!」ともうようなことはし
ない。
まぁ、自分がやられたことをイヤだと思
う、そういった気持ちをみんなが持てば
商売が安心してできる。
と、エラい先生が言っていました。

渋沢栄一

なんか聞いたことあるなぁと思ったら、
今度一万円札の表紙になった渋沢栄一の
「論語とそろばん」の話の一部だった。
実はこの渋沢さん、産業育成事業の他に
もう一つ、社会福祉事業として生活保護
の制度をつくったんです。

お金を循環させる為に、生活保護をつくった

ワタクシがすごいと思ったのは、まぁ、
世間が金魚バチのようなものだとしたら
、金魚が事業家、フンがそこから落ちこ
ぼれた弱者、水槽の水が世間だとして、
金魚は利益が欲しいからエサをたくさん
食べたい。
だけどエサを食べればフンも出るので、
エサだけ食べることばかり考えて金魚バ
チの中をきれいにする装置やシステムを
つけてやらなければ、金魚は死んでしま
う。つまり、利益は得られない。

世間は金魚鉢のようなもの

わかりやすく言えば、事業家は利益が
欲しいから→事業を大きくする→だけど
事業を大きくすれば強者と弱者が生まれ
て、弱者を大量につくってしまう。
弱者なんか面倒みるもんかと放っておけ
ば、世間には弱者があふれて、そのうち
モノは売れなくなる。すると事業者は倒
産する。つまり、利益は得られない、と
いうことだ。

福祉政策(生活保護)は事業の利益につながる

だから生活保護事業のような福祉政策は
最大の利益を追求することにつながるの
だ。金魚が腹いっぱいエサを食える状況
をつくってやることが、最大の経済政策。

まぁ、貧しい人を放置しておくと、社会
全体としてはうまくいかないということ
なんですよ。

テニスの寿命向上効果は、断トツの約10年

デンマーク・コペンハーゲンの科学者た
ちが実施した追跡調査から『寿命を延ば
すスポーツのランキング』が明らかにな
りました。それによると、

8位ジム(健康向上効果1,5年)

7位美容体操(3,1年)

6位ジョギング(3,2年)

5位水泳(3,4年)

4位サイクリング(3,7年)

3位サッカー(4,7年)

2位バドミントン(6,2年)

そして

第1位テニス(健康向上効果9,7年)

論文では『意外なことにテニスプレイヤ
ーは8種類のスポーツの中で最も寿命が
長いことがわかった。』と結論ずけてい
ます。何もスポーツをしない人に比べて
約10年寿命を延ばすことができるとい
う結果でした。テニスのウイークエンド
プレイヤーのワタクシにとっては嬉しい
ニュースです。

テニスは対戦相手や、場合によってはペ
アを必要とする社会的スポーツで、瞬発
的に高強度の運動負荷を生じる競技でも
あるんですよ。あらゆる場面で会話を交
わし、運動する以外にも人と感情的な結
びつきを持つスポーツ。そして、短いプ
レー時間でも寿命の向上に貢献するんで
す。

さらに、友人関係を育み、全身を大きく
使ってラケットを振り、声を掛け合いプ
レーする中で、日頃のストレスを発散す
る。
どうやら年齢を問わず続けられるテニス
には様々な健康効果が秘められているよ
うです。

ちょっと褒め過ぎかなあ!?

桃太郎理論 チャンスの本質・運をつかむ

上流から流れてきた桃

桃太郎理論というのが世の中にあって、
コレ何かというと、おばあさんがある日
川に洗濯に行くんですよ。すると上流か
らどんぶらこ、どんぶらこと大きい桃が
流れてくる。で、それを拾っちゃう。

これは、明らかに異常行為。フツーは拾
わないですよ。でもこの婆さん、拾うど
ころか、割っちゃった。
多分、アレがチャンスの本質。
大体みんな、一生のうち何回も、どんぶ
らこどんぶらこと流れてくる桃に遭遇す
るんですよ。
でも、あれはちょっと拾っちゃあダメだ
よなって。桃太郎のおばあちゃんだけが
拾うんですよ。

川で洗濯してたのは、あのおばあちゃん
だけじゃなかった。たくさんの女の人も
洗濯していたけど、みんなスルーしてる
んですよ。
「うわぁー、何だアレ?」「ヤベーもの
見ちゃったよ!」「怖え~!」
洗濯に集中しているヤツとか、怖がるヤ
ツとか、あと信用しないヤツとか。
自分の見ているものをね、有り得ない、
有り得ないって。

『何か、ヤベーものがこっちへ流れて来るぞ!見ない、見ない。』

桃に遭遇して、それはチャンスなんです
けど、それを拾うか拾わないかが運をつ
かむかどうかの分かれ目になることがあ
るんですよ。拾えばそれが何か縁になっ
て、いいことが起こるかもしれませんし
、悪い物であれば縁を切ればいい。身の
周りに起こることって、殆んど皆同じく
らいの確率だと思いますよ。

いつもキョロキョロいい準備をしておく

チャンスをつかむ為には、いつ桃が流れ
て来てもいいように、全身にアンテナを
立て、いい準備をしておかないとね。

子供が生まれたら、1000万円配ってもイイ理由

少子化

子供が生まれたら国が1000万円を支給す
る政策って、国の負担が大きくなって、
いつか破綻するんじゃねえ?と心配する
人がいます。でも大丈夫!出生率が高い
分には、破綻しないんですよ。
逆に出生率が低いと破綻する。

税収がないと国は破綻する

なぜなら、日本人って平均すると、生涯
2億4000万円稼ぐので、子供が生まれ
たら、彼は生涯2億4000万円稼ぎます。
で、2億4000万円稼ぐ人が一人生ま
れるんだったら、いくらぐらいまで払
って得するかっていう計算なんですよ。

一人当たり生涯、2億4000万円稼ぐ

国民負担率ってのがあって、だいたい
50パーセントなんです。取得税、住民税
、消費税、固定資産税・・・、その他
いっぱい目に見えない税金があります。
それを併せたら、所得の50パーセントが
税金となって、国に入ります。稼いだ内
の50パーセントは日本政府が持ってて、
それをばら撒くってのをやるんですよ。

そういうふうに考えると、2億4000
万円の収入の内、国民負担率が50パーセ
ントなら、国は1億2000万円取れる
んです。国が1億2000万円取れるん
だったら、一人生まれて1000万円支
給したほうが得じゃねえ?って話なんで
す。

一人生まれて1000万円支給しても国は得する

はい、論破。

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