経済制裁でロシアの飛行機、ボロボロ(前半)

ロシアに対する経済制裁

最近、ネット空間で動画をみていたら、
ロシア人が国内のヒコーキに乗って目的
地に着いた時、乗客がみんな拍手をして
いました。無事に事故も無く着いたので
それに対する拍手だとか。ということは
、ロシア国内では民間機のヒコーキは無
事に飛んでいないという事か?

ヒコーキが無事に着陸すると拍手が起こる

ところで、アメリカ・ヨーロッパのメー
カーの部品が入手困難になったという事
で、ロシアの航空業界は今、大変なこと
になっています。欧米を中心にしたロシ
アへの経済制裁が非常に効いて来たたワ
ケです。

ロシアへの経済制裁

ロシアってエアバスとかボーイングとか
いっぱい買ってたんです。で、今、欧米
は一切部品を売らないワケです。そした
ら、何千時間飛んだら交換しなきゃいけ
ない部品とかがあるんですけど、交換で
きない。ヒコーキの精密部品って急に作
れないんですよ。

飛行機の部品は急には作れない

で、それに伴う故障、遅延、緊急着陸な
どがロシアで相次いでいます。イランや
インドなどの友好国を通じた調達をして
いるものの、それでも足りないんで、同
じ機種から部品を取り出す共食い整備を
している。共食い整備ってのは1機をもう
分解用として潰すことなんです。

1機を潰す共食い整備

それでもヒコーキ足りなければ、航空機
の完全停止か、50年前の古いヒコーキを
引っ張り出してきて飛ばすかという状態
。30年前のクルマだってなかなかエンジ
ンがかからなかったりするのに、50年前
のヒコーキって誰が乗るのよ?って感じ。

50年前のヒコーキ

で、ロシアの国産機にアントノフってい
う、世界で一番重くて長い巨大飛行機が
あるんですが、それウクライナの工場で
作ってるんですよ。それをロシアが爆撃
しちゃった。ウクライナに『アントノフ
作ってくんない?』ってどの口が言うの
よ?って感じです。

ウクライナで作っているロシアの国産機アントノフ

       【続く】

 

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