サッカー界の『監督3年周期説』

サッカー界には『監督3年周期説』とい
うのがあります。簡単に言えば、ひとり
のカントクが、ひとつのクラブを率いる
周期は3年が理想ということ。その間に
好成績を残しても、3年を超えて引っ張
ってしまうと、マンネリ化で成績が下が
ってしまう。3年ごとにカントクを入れ
替えて行くのが、長期的にチーム力を高
く保つコツ。そして、カントク側に立っ
ても、高いモチベーションを保ち続けら
れるらしい。

例えば、Jリーグで松本山雅を8年間、
反町監督が率いてきましたが、次の
布啓一郎監督になると、リーグ戦半分
を残して解任。

松本山雅の反町監督

J1のガンバ大阪も10年間、西野監督が
率いましたが、辞めた後、すぐJ2に降格。
デモ、逆パターンもある。

J1ガンバ大阪の西野監督

ミハイロ・ペトロビッチ監督(現コンサ
ドーレ札幌監督)が6年間、サンフレッ
チェ広島を率い、後を受けた森保監督
は就任1年目からJ1連覇。とうとう、
日本代表監督にまで登り詰めました。

日本代表監督にまで登り詰めた森保監督

川崎フロンターレも風間監督が5年チー
ムを率いて、後から引き継いだ九鬼監督
が直後、J1連覇。まあ、こっちの方が
レアケースなのですが・・・。
ひとりの監督の手でひとつの色に染めら
れたチームは別の監督がそのまま継承し
ても、そう簡単に出来るものではありま
せん。

川崎フロンターレの風間監督

 北海道コンサドーレ札幌のミハイロ・
ペトロビッチ監督(通称ミーシャ)は今季
で6年目を終えました。そしてコンサド
ーレ札幌はJ1残留7年目を果たしまし
た。ワタクシ、コンサドーレをもうかれ
これ20年くらい見ていますが、ミーシ
ャはJ1とJ2を行ったり来たりのエレ
ベーターチームを6年間も残留させたの
ですからスゴイ手腕だと思う。

コンサドーレのミハイロ・ペトロビッチ監督

まあ、Jチーム60チーム中、13~15番目
ですからネ、ミーシャはお金のない中、
よくやってると思う。ジンクスでは長期
政権の後、陥落が待っているということ
ですが、でも、ミーシャの後を引き継い
だ森保監督はJ1を連覇して、日本代表
監督にまで登り詰めました。

さあ、ここはフロントの腕の見せ所。
伸るか反るかの大博打。

『どうする、フロント?』

 

 

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