ジュラ紀にイチョウは、移動できた?

まるやまファミリー歯科前のイチョウの木

寒くなると、イチョウの葉っぱがパラパ
ラ落ちてきます。
このイチョウって、恐竜のいた中生代の
ジュラ紀(2億年くらい前)に全世界に
繁栄したんです。
実はこのイチョウ、雄性配偶子として
自由運動可能な精子をつくるんです。

英国で発見されたジュラ紀のイチョウの化石

生命の進化にオピストコンタっていうの
があって、ギリシャ語でオピストは後ろ
、コンタは鞭毛(べんもう)。

すなわち、鞭毛を後ろに持つ生き物が
オピストコンタ。

地球上にいろんな生き物がいるんですが
、生き物を分類する時にコンタっていう
言葉が使われます。

別の言葉でユニコンタ、バイコンタって
言いますが、バイっていうのは2本。

で、2本細胞に鞭毛が生えているのが
植物。

それと系統が全く異なった道筋で進化し
てきたのが、1本の細胞に毛が生えてい
るユニコンタ。

その中で後方1本鞭毛が生えて動くのが
、オピストコンダ。

ワレワレ動物や真菌(カビ、キノコなど
)が属しています。

 

生命の進化系統図(オガワメモ)

 

そういうイミで言うと、動物もキノコ、
カビも同じ仲間。
鞭毛1本と2本で動物と植物に分かれた。

で、昔、植物も移動できたらしいんです。

例えばシダとか裸子植物、イチョウ、
あれは精子鞭毛2本持って動いていたん
です、昔。

ジュラ紀の恐竜もイチョウをたべていた?

でも、花粉を使うようになってから昆虫
とか風とかで飛ばされるようになると、
動き回る必要がなくなって、細胞の中の
精子も鞭毛も無くしちゃった。

いらなくなるとなくなっちゃう。進化の
課程では。

生物はムダなものは作りませんからネ。

だから、恐竜の繁栄していた中生代の
ジュラ紀には、イチョウは動いて移動し
ていたという仮説が成り立つんデス。

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