今年のNHK大河ドラマは『どうする
家康』。大河ファンとしては、まあ、
色々と思う所はありますが・・・。
ところで、そもそも何で幕府が出来たの
か。昨年の『鎌倉殿の13人』を見るまで
は、考えたこともありませんでした。
ずっと昔には武士同士、小競り合い
があったわけですよ。この領地はウチの
もんじゃ。いやいや、オレのもんじゃ。
昔からこの領地を支配していたからウチ
のもんじゃ。川の流れが変わって、地形
が変わったから、どうやって領地の分け
方を決めるか、そういうのを当人同士で
やるとなるとケンカになるわけですよ。
そうなると、力の強い人たちが得をする
。力の強い人間が力ずくで取る。そんな
ことになったら、弱い人たちはたまった
もんじゃない。怯えて暮らさなくてはな
らん。なるべく争いたくない。
そこでそれを仲介してくれる存在が欲し
いワケですよ。自分たちよりも圧倒的に
上の存在が。その決定的な存在が幕府。
NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を
見ていたら、氏の源氏の中でも特に血筋の
いい頼朝が無骨な関東武士をまるく治
めていました。それが何となく、鎌倉
幕府になっていった。
鎌倉、室町と続くわけですが、室町幕
府も後の方の将軍は家臣に殺されまし
た。そんなもんだから、室町幕府はだ
んだん機能しなくなった。
自分の好き放題する連中が現れて、下
剋上した。それが戦国大名。
その中から信長、秀吉、家康など3人の
愛知県勢が天下人になった。
小学校のクラスに担任の先生がいなくな
ると、好き勝手にするヤツが出てくるの
と同じ。
幕府をちゃんと機能させようというのが
信長の考え方。諸説ありますが。今はど
この国も政府が幕府の役割を担っていま
すので、たいてい、どこの国も殺し合い
なんてありません。