『鉄』は酸素の運び屋です。(後半)

     (続きです)

でも、血液以外にも鉄を必要とする器官
がカラダの中にあるんです。それが、細
胞の中にあるミトコンドリア。ミトコン
ドリアといえば、酸素(o)と糖などを合
わせてエネルギーを作り出す細胞内に
ある小器官。

このエネルギーの生産に鉄が必要なんで
す。どういうことかと言うと、ミトコン
ドリアは酸素を取り込んでⅭ(炭素)を
CO2に変えていく。まあ、それは
ガソリンを燃やすのと同じ理屈。

ガソリン機関

ワレワレがエネルギーを得ているのは
Ò2を使ってガソリン(炭素、Ⅽ)を
燃やしていて、CO2に変えて、その時
に出るエネルギーを使ってクルマを走ら
せています。ところが、一気に燃やすと
爆発しますので、ゆっくり燃やす。
鉄があることでゆっくり燃えるんです。

エネルギーを生み出す時にÓ2がありま
すよね。一気にバッと燃える。でも鉄が
あれば一個ずつÒ2を順番に渡してゆっ
くり燃やして、ゆっくりエネルギーを
作るんです。

地球の内部の構造(オガワメモ)

惑星科学者の話によると、地球の3分
の1は鉄で出来ているらしい。地球の
中心に鉄の塊(内核)があって、その周
りに液状の鉄の海(外核)がアル。

そんなにたくさんある鉄をワレワレ
生物は使わない手はないと思うのデス。

 

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