【続きです】
ワタクシは予備校にいた頃から髪を
伸ばしていましたが、大学へ入った後も
そのまま、髪と無精ヒゲを伸ばした。
しかし、時は進み、学生運動は世の中
から消え失せ、すぐそこに、バブルの
足音が忍び足で近ずいていました。
周りには誰一人ワタクシのような
風貌の持ち主はいませんでした。
いや、待てよ、数人いたか?
H大応援団の連中。
そういう訳だから大学に入った頃、
周りから、『オガワはいちご白書から
出てきたような変ったヤツだ!』
と言われていた。
確かに当時のワタクシは、70年代風の
カビ臭い古びたアパートに住んでいたし
そこに住むのにふさわしい風貌をしていた
。実家に帰った時、親・兄弟、隣人から
『どなたですか?』と訊かれた。
『いちご白書』をもう一度、に有名な
『就職が決まって髪を切る』と言う
フレーズがありますが、ワタクシも
大学教養時代、学部移行する時に
髪を切った。
教養課程までは髪を伸ばすのを許され
ましたが、さすがに学部移行になると
患者さんに対面する為、病院長から
『先生らしい恰好をするように』と
通達があった。
それにしても、この歌にあるような
青春時代を過ごした若者は同世代でも
一握りじゃないかな?
都会で学生をやっていた人たちだけだ。
日本で学生運動は一つの時代ですな。
『いちご白書をもう一度』はお兄さん、
お姉さん世代の人たちが学生運動を
やっていた頃の曲。
この曲はユーミンが仕事上の先輩の
体験談にもとずいて作った。こういう
歌も作れば『恋人がサンタクロース』
『中央フリーウェイ』など、雰囲気の
全く違う曲も作る。
ユーミンは時代を切り取るのがウマい。
音楽はやはり、メッセージが大切です
かね?ダンスやメロディーだけの音楽
じゃあ聴いた後何も残らんなあ。
もう若くないからそう思うのか。