「世界史」は世界が1つになっていく過程を学ぶ学問。

アレキサンダーが征服した部分

 

ロシア・ウクライナ紛争を知るように
なって、あっちの世界もなんだかんだ
いって、日本のようなこっちの世界とつ
ながっているんだなぁと思うようになり
ました。

世界という言葉は、同じ意識や文化・
生活を共有する人々の集まり。

古代までは「世界=地球」ではありま
せんでした。

今、「世界中の人々が~」と言いますが
その「世界」は「地球」を指す言葉。

でも「世界=地球全体」になったのは、
ついこの間の話。

古代は「世界」といっても「地球」全体
ではありませんでした。

あのマケドニアの英雄、アレキサンダー
大王が世界を征服したといっても、地図
でみたら地中海付近のヨーロッパ~イン
ドの西側あたりまでの、限られた地域の
話。

自分のまわりで自分たちと同じ生活をし
ていたり、同じ宗教を信じていたりする
人々のことが「世界」でした。

仮に地中海の人々が東アジアの人々の
存在を知ったとしても、たぶんそれは別
世界の話。

古代は地球という1つの世界はなくて、
地球上にいくつもの「世界」があったの
です。

そんないくつもの「世界」同士が時間を
かけて融合していく。

交流したり、戦争したりして、そうして
できあがったのが今の「世界」。

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