2022年 7月 の投稿一覧

ビーズ玉をあげたらインディアンはマンハッタン島をくれた。

ニューヨークのあるマンハッタン島

自由の女神

 

カール・マルク〇によれば、貨幣という
のは「究極の商品」だから、お金でモノ
を買うというのは物々交換です。

昔はドレイとかきれいなサクラ貝とか、
それ自体に使用価値のあるものが貨幣に
なっていました。

ところがある時、賢い人が「あっ、貨幣
って何でもいいんだ!」ということに気
づいて紙幣になり、クレジットになり、
数字になり、あげくの果てには電磁パル
スになりました。

紙幣のことを知らない人たちは紙幣を
見て、「これ、何するものなんだろう。
鼻をかむものかなぁ?」と考えたりし
ます。

知らない人たちにとっては使用価値ゼロ
の商品だからです。

使用価値がゼロだから、誰か別の人の
持っている貨幣以外の何かと交換する。

それしかありません。
貨幣にはそれ以外の使い道がないんです
から。

チョット昔の話ですが、「大航海時代」
というのがありました。
ルネサンスの頃です。

ヨーロッパの人たちは帆船を仕立てて
新大陸を目指しました。

そこにインディアンがいて、ある時オラ
ンダ人がビーズ玉をあげたら、ハッケン
サック族のインディアンは「じゃあ、こ
れあげる」と言って、お返しに

自由の女神から見える
マンハッタン島をくれました。

今のニューヨークのある場所デス。

インディアンはビーズ玉なんて見たこと
ありません。

「きっとこのキラキラ光る玉はすごいも
のに違いない。それに見合う物は・・・
そうだ!たいして役に立たない、あのマ
ンハッタン島でもヤツラにやろうか」
と交換してくれたのです。

オランダ人にしてみれば、もう笑いが
とまりません。

 

ハーメルンの笛吹き男

子供たちは二度と戻って来なかった

 

恐怖という感情は、生物がみんな持って
いる本能で、身を守るためにリスクを
回避してきた、まぁ、「安全装置」みた
いなモノ。

「ウソをついちゃあ、いけないよぉ」と
暗に示すグリム童話があります。

あらすじは、こう。

昔、ドイツ西部ハーメルンの町はネズミ
の大群に悩んでいた。

そこに笛を持った男が現れ、市民に「私
がネズミを退治するので、報酬をもたい
たい」と申し出た。

市民は、「お願いします!」。

すると、この男は笛を吹き始めた。

不思議なことに、この笛の音に誘われ、
町中のネズミが男の後をゾロゾロと追っ
てきた。

男が川に入ると、ネズミも後を追って
川に飛び込み、溺れ死んだ。

市民は喜んだが、金を払うのが急に惜し
くなり、この男に報酬を渡さなかった。

男は怒り、「恐ろしいことが起こる」と
言い、再び笛を吹いた。

すると、その音に引き寄せられ、今度は
町中の子供たちがぞろぞろと男の後につ
いてきた。

男は子供たちを連れ去り、どこかへ消え
てしまい、二度と戻っては来なかった…。

まぁ、約束を破ったため切ない結末を
迎えたっていうお話。

「君たちねぇ、こんな恐ろしいことが起
こらないように、約束はきちんと守るん
だよ」っていう教訓説話。

ドイツ国民は、規律とか約束とかちゃん
と守る国民っていうイメージがあります。

子供の頃から母親に読んで聞かされてい
るのでしょう。

ハーメルン市の記録文書には、たしかに
「キリスト生誕後の1284年、130人の子
供たちが笛吹き男に連れ去られ、コッペ
ンで消えた」との記述が残っています。

それをグリム両教授はしっかり調べて、
この童話をつくったのだ。

Z世代あれこれ

Z世代

 

Z世代って、1996~2012年生まれの10~
25才くらいの世代のことを言うらしい。

アメリカから入ってきました。

Z世代は世界的にみると数が多いのです
が、日本は何せずっと少子化なもので、
少ないんです。

世界の企業は、Z世代に嫌われたらおし
まい。

Z世代向けの商品をつくれば勝てる。

まぁ、9.11(2001年)といえば、Z世代
にとっては歴史上の事件。

その後起きたリーマン・ショック(2008
年)は親の悩みで、Z世代の事件は新型
コロナやロシアのウクライナ侵攻。

ワレワレはアナログからデジタルの変革
期を体験しましたが、Z世代はスマホ一
択で、他を触ったことがありません。

この前Z世代が黒電話の数字をプッシュ
して、「反応しない!」と怒っておった。

黒電話は人差し指を引っかけて回すもの
デス。

紙の新聞も読んだことがない。

ワレワレは基本は文字メール、Z世代は
絵や動画で送る。

基本はスマホ、特別な人がパソコンを
使っている感じです。

オールスマホで、プラットホームは使い
分ける。

インスタグラムはかなり気合を入れて
撮り、ツイッターは情報、YouTubeは
学ぶところと割り切っており、フェイス
ブックはお父さんがやっているものと、
一線を引く。

Z世代はそんなのを使い分けていて、
1日5時間以上スマホを見る。

そして、キャッシュレス。

サイフは古いモノ、お金はスマホの中に
現れる単なる数字。

アマゾンプライムが当たり前な世界に
住んでいるので、すぐ届かないと怒る。

そして歯医者に行く時は、ホームページ
を見て探す。

「ホームページもないの?」とあきれる。

とまぁ、こんな感じで、これからの世の
中どうなっていくかは、Z世代の頭の中に
あるのだ。

プラスの言葉。「お前を信じている」とか「お前なら必ずデキル」。

「信じてるよ!」

 

お金の教育って、習ったことがありませ
んが、自分で経営するようになると色々
痛い目にあって、何となくわかるように
なります。

あるイミ、身の回りの経済学って税金の
ことじゃねぇの?と考えるようになりま
した。

また、「労働と貯金がすべてだ」という
ところから解放されて、資産形成して社
会貢献に使うというのがいいのかなぁ、
とも最近よく思います。

勉強しない子とか将来に不安を感じて
やる気のない子には、アメリカ式でこう
言うとイイらしい。

「あなたは、好きなことをして働くこと
がきっとできるようになるよ。自分のや
りたいようにして、お金をたくさん稼げ
るようにきっとなるよ。だからいっぱい
勉強しようよ。必ずなるよ。」

これです。

親が子供に言うべきことは、「お前を
信じてる」とか「お前なら必ずデキル」
という、プラスのこと。

小銭をコツコツ貯めなさいなんて言わな
くていい。

どうせ若い時の貯金は貯まらないんだか
ら。

「でっかく稼ぎなさい。いっぱい稼いで
好きなことして、その上であなたがやり
たいことをやって、社会に貢献して、
たくさんの人を喜ばせて、するとあなた
はきっと感謝される人になるから。

いろんな人を喜ばせたら、巡り巡って
たくさんのお金が手に入るよ。

あなたのアイデアがモノやサービスに
変わって、それが価値を生んで、その
価値がかえってくる。

そのお金できっと君は大きな資産を築い
て、人を喜ばし、ものすごく自由な人生
を生きることができるよ。

私はそう信じてる。君ならできる。」

そう言ってあげて下さい。
そう言われて育ちたかったから。

イスラムとグローバリズムは相性が悪い?

「テントがあった。助かった!」

 

先日、近くのスーパーでイスラムの方を
見かけました。

世界の人口の4分の1がイスラムなのに
、日本ではあまり見かけません。

やはり9.11のテロでイメージが悪くなっ
たせいか。

モロッコからインドネシアにかけて、
16億人もいるんですよ。

ところで、イスラム教はもともと遊牧民
の宗教で、遊牧民はテントを訪れた人を
追い出したりしません。

見ず知らずの人であっても、食事と一夜
の宿を提供して歓待する。

その方が自分自身にとっても生き延びる
上で有利ですから。

自分だって遊牧民ですから、ある日突然
荒野で食べ物も飲み物もなくなって、さ
まよう可能性は常にありますからね。

そんな時、荒野の向こうにテントがあっ
て、「水を下さい」と頼んだ時に水がも
らえるかどうかが、テントの主人の人間
性次第ということでは困るワケです。

気前のいい人と出会えば生き延びられる
が、ケチなヤツと出会ったら死ぬという
ことでは困るのデス。

どんな場合でもテントを見たら「助かっ
た!」ということでなければならない。

だから、荒野を生き延びるために必要な
ものは常に他者に与えなければならない
という道徳が身についている。

どうやらそれを「喜捨の文化」「歓待の
文化」というらしい。

聞いた話ですが、イスラム圏ではタクシ
ーに乗っている時にドライバーがミネラ
ルウォーターを飲むのをじっと見てたり
していると、必ず「飲む?」と訊かれる
そうです。

たぶんそれが遊牧民の文化。

僕たち日本人は、「砂漠では水が大切だ
から独占するのが当然だ」と考えて、
自分のペットボトルに名前を書く。

小さい頃からお母さんに自分の持ち物に
は名前を書くようにと教えられています
からねぇ。

でも、遊牧民はそうは考えない。

「砂漠では水が大切だから、私的に独占
してはならない」と考える。
文化が違うのだ。

文化が違うと言ったら、おそらくアメリ
カのグローバル資本主義とイスラムは、
相当相性が悪い。

アメリカが「君たちが信じて実践してい
るのは、全部ローカルな奇習であるので
、そういうものは捨てて、これからは
ワレワレのグローバルスタンダードに
従うように」と言っても通りませんよ。

特に金のあるヤツが偉いというのが、イ
スラムの価値観からすると、「何だ!」
ということになる。

これじゃあ衝突するのはわかる気がする。

少子化、人口減がイミする所は、国力が落ちることデス。

人口ピラミッド

 

2021年10月1日の統計ですが、前年に
比べて日本の人口64万人減って、現在
1億2550万人。

11年連続減少。

64万人減というと、毎年島根県の人口
が無くなる感じ。

ニュースで「今年、我が国の人口は
〇十万人減りました」とアナウンサーの
人が棒読みしていますが、この人口減が
イミするのは、国力が落ちることで、あ
りとあらゆるところが弱くなっていくと
いうこと。

まずモノを買う人が少なくなるので、市
場が小さくなって税収が減る。

GDP(生産力)が減る。
社会保障のための若者の負担が増える。

地方都市が消えてゆく。

人口の予測は、はずれません。株ははず
れますが。

今60才の人が明日いきなり10万人増え
るなんてことはありませんし、20才の
子が明日いきなり5万人減ります、一体
何されたんですか?なんてことは起こ
りません。

ハーメルンの笛吹き男の後をゾロゾロ
ついて行き、行方不明になるわけじゃ
あるまいし・・・。

なので、人口ピラミッドは一朝一夕に
変えられないんです。

何もなければ、2100年に日本の人口は
6000万人になることが確定しています。

原因は出生数の減少なんですが、1940
年代後半、戦争から男たちが帰ってきて
第一次ベビーブームが起きた。

第二次ベビーブームは1970年代に、その
生まれた子供たちが結婚して子供を産ん
だ。

そこまではよかった。

そして、2000年代に第三次ベビーブー
ムが来るだろうと思っていたのですが、
孫の世代は結婚しなくなり、残念ながら
第三次ベビーブームは来ませんでした。

と同時に、今まで長寿だった人々が順番
に死ぬようになった。

そしてそれ以来ずっと、毎年毎年人口減。

ワタクシ個人的には、少子化は貧乏が
悪いと思っているのですが、コレ、何と
かなりませんかね。

そんなことを考えながら今週の選挙に
行ってこようと思う。

みんな愛想がよくて、意味もなくニコニコしています。


ニコニコして、「いらっしゃいませ」

 

ある人が言ってた話です。

フランスに行ってみて、びっくりする
ことがあります。

それは、ふつうの小売店の売り子さん
たちの態度が悪いことです。

郵便局とか銀行の窓口の人でも、ホント
に愛想が悪い。

で、「何でこんなにフランス人って無愛
想なんですか?」と聞いたら、「サービ
スというのはドレイが主人に向かってす
ることだっていうイシキがあるからだ」
と言う。

目上の人に向かってやむなくするものが
「サービス」という風に考えているから
、対等な人間だとか、あるいは自分が上
だと思っていたい人は、できるだけ愛想
悪くするように努力しているらしいので
す。

それに比べたら、日本人ってとっても
サービスがうまい。

で、ワタクシふと思いました。

高校の文化祭で喫茶店なんかをやると、
クラスの女の子が一斉に出てきて、ニコ
ニコして「いらっしゃいませ」ってやる。

別に接客の経験があるワケじゃないのに
、何でこんなにうまいの?っていうくら
い、お客さんの接待がうまい。

子どもの頃から「お店屋さんごっこ」で
培った接客のノウハウが身に染み付いて
いるのか、あるいはドラマのエイキョウ
かどうかは知らないけど、とにかくうま
い。

これは、日本の貴重な文化的財産だと
思う。

ヨーロッパの男性が日本人女性と結婚し
たがる気持ちがわかりました。

だって、日本人の女性ってみんな愛想が
よくて、意味もなくニコニコしてます
からねぇ。

そりゃあ、気持ちいいワケです。

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