体操は「身体の加工」だった?

運動会の準備体操

 

朝早く起きて窓の外を見ると、年配の方
たちが北海道神宮の方に向かって歩いて
いく姿が見られます。

話によると、ラジオ体操をしているよう
だ。

ラジオ体操はワタクシも小学生のうちか
らやっていて、もうカラダにしみついて
います。

でもある時、ラジオ体操の成り立ち・目
的を知った時、ワタクシ、ゾッとしまし
た。

まぁそういう時代だったからしょうがな
いんでしょうけど。

簡単に言えば、明治維新後に列強の仲間
入りするために、近代日本は国民皆兵を
かかげた徴兵制を導入し、天皇の指揮の
もとに国軍の兵士をソシキ化することに
しました。

そのためには、これまで武装なんかした
とのなかった農民・商人の身体を、戦い
に勝つために軍事用に変えなければなり
ません。

そこで彼らを数か月間練習させて、新政
府軍をして西南戦争で戦ったら、西郷軍
に勝っちゃった。

これはいいということで、日本の軍部は
この身体の加工を「体操」に組み込んだ
のです。

で、明治19年、当時の文部大臣は軍部で
行われていた兵式体操を学校教育の現場
に持ち込んだ。

これが、小学校でやっている体操の成り
立ち。

つまり、国家主導の体操の普及の狙いは
表向きは国民の健康維持・増進というこ
とになっていますが、実は上の連中が
「操作しやすい身体」「従順な身体」を
つくることだったのです。

体操の目的は、一人一人ではたいした力
を期待できない戦いの素人たちを、号令
一つで一斉に秩序正しく行動できるよう
に訓練すること、つまり軍隊の量産。

徒競走や名物の紅白リレーは確かに運動
会らしけど、あの運動会でやる組み立て
体操や騎馬戦は、どうも怪しい。

もしかしてもともと戦うための訓練だっ
たのかと思うと、ワタクシ、ゾッとしま
した。

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