「エラ呼吸が肺呼吸に進化した」の巻。

海の動物はある日陸上に上がった。

 

新型コロナウイルスはヒトに感染します
が、他の陸上動物には感染しないのだろ
うか。

もし感染したとしたら、彼らも肺がやら
れるのかなぁとアレコレ考えていました。

じゃあ、肺のないサカナはどうなんだろ
うと。

そんな時、BS「ヒューマニエンス」で
呼吸のことを取り上げていました。

ヒトを含む陸上生物って、そもそも昔は
水の中で暮らしていました。

当時の呼吸といえば、エラ呼吸。
この時、肺なんてなかった。

実はエラ呼吸って、酸素を取り込むこと
では肺よりも効率がいいんデス。

エラの中を覗いてみると、毛細血管の
集列が見えて、ここで水中の微量の酸素
を取り込み、直接血液に送り込んでいる
んです。

それが各地の細胞に送られていく。
そういうシステム。

これが肺呼吸にどこで変わっていったの
か。

おタマジャクシはエラ呼吸で、成長した
カエルは肺呼吸。

アフリカの川に、ポリプテルスっていう
原始的な肺を持つ魚がいるのですが、
エラでも呼吸するし肺でも呼吸する。

水中の酸素も使うし、肺でも呼吸するら
しく、どうもこのポリプテルスの住む川
は季節によって水量が変動する。

するとすぐに酸素不足になるのだ。

エラだけでは足りなくて、空気中の酸素
に頼らなきゃいけない。

食道から肺を分化させた

 

で、この魚、食道を分岐させ、空気の通
り道となる別ルートを作り、肺と気道を
持つようになったのだ。

陸上では水中の20倍の酸素があったので
生きていけたのです。

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