ほ乳類には横隔膜がありますが、大半のハ虫類にはありません。

オガワメモ① ヒトの横隔膜

 

歯科ユニットをお正月に取り替えたので
すが、その時業者さんにおもしろい話を
聞きました。

「ドイツ製の歯科ユニットの中身は、電
気系統と給排水管系統がきっちり分けら
れています。でも日本製の歯科ユニット
の中身は、よく見ると電気系統も給排水
管系統もゴチャゴチャに混ざっています」

その話を聞いて、それってほ乳類のカラ
ダの中とハ虫類のカラダの中の違いにそ
っくりじゃん、と気づきました。

実はほ乳類だけが持つ膜があるんです。

それが、横隔膜。
何がスゴイかというと、カラダの中の
空間を胸と膜の2つに分けたということ。

横隔膜は筋肉でできた、厚さ数ミリの膜。
肺と心臓のある空間とその下とを仕切っ
ている横隔膜は、内臓の上に張り付いた。

それは呼吸の効率化に有効。

腹筋と共に収縮して下がることで、肺に
空気が入るのをサポートしてくれます。

実はこの横隔膜があることで、ほ乳類は
呼吸しながら全力疾走できる。

例えば、チーター。

オガワメモ② チーター

 

カラダの中で横隔膜があるのは図の部分
で、肺を独立させることで、カラダを激
しく動かしてもしっかり呼吸できるよう
になっている。

それに対して、ハ虫類は横隔膜を持たな
いので、カラダを動かせば内臓も動いて
肺を圧迫するため、呼吸がうまくできな
い。

すばやく動いたとしてもすぐ止まる。
そこで一服。

呼吸をするハ虫類のトカゲやワニを見た
らすぐわかる。

長いキョリを走り切ることができないの
だ。

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