クルマで南9条の旭山公園通りを西に
向かって走ると、なんだか急に下りて、
その後ゆっくり上っているような感じを
受けます。
このあたりは丘陵なのかなぁと思って
いました。
で、先日、何気なく新聞を読んでいたら
、「アッ!」。
そのナゾが解けました。
昔そこに、川が流れていたのです。
古・豊平川です。
新聞によれば、その川は今から約4万年
前に支笏火砕流の厚い火山灰層を削りな
がら形成した古い扇状地(平岸面)を、
自ら削りながらできた。
そして、藻岩山、円山の裾野を流れて
今の琴似発寒川に合流して、石狩川から
日本海へと流れていたらしい。
豊平川はその後、低い東側に流れを移動
させて、4000~2000年前には石山通り
付近で、さらにおよそ2000~200年前
には今の伏籠川を流れ、200年前に現在
の豊平川に本流を移動し、新しい扇状地
(札幌面)を完成させたと書いてあった。
札幌は西が高くて、東が低いというワケ
だ。
まるやまファミリー歯科付近を上図で
見ると、隣の西20丁目あたりに昔、川
が流れていたようだ。
ビルやマンションが地形を無視して建つ
と、何が何だかわからなくなる。
一度地殻変動が起こると、単純に高い所
から低い所に水が流れる。
長い年月が経つと真実は残り、ウソは
消えてなくなる、ということだ。