時々ブログに出てくる解剖学者の養ロウ
先生が昔言っていた話です。
東京にあるT大医学部には、医師として
の適性はともかく、いわゆる偏差値の高
い学生が集まってくる。
これは、血圧の高い患者ばかりの病院み
たいなものだ。
血圧の判断も、偏差値で最高血圧が140
以上で高血圧、100以下を低血圧に分け
ている。
真ん中の120周辺の人数が一番多く、両
端は同じように減っていく。
大学入試センター試験は、T大医学部へ
入ってくる学生は上の方の1%くらい。
これを血圧に換算したら、300あたりと
いうとんでもない数値になる。
親は子どもがT大医学部に合格したら、
一般社会で将来やっていけるか、むしろ
心配した方がイイ。
教育する側は、こんな超高血圧の学生を
フツーの血圧に戻すだけで精一杯なのだ。
そして、ここからが面白い。
ある教授が、「T大医学部は天下の秀才
を凡人にして卒業させているが、医学部
としてはそれが正しい」と言っていた。
もっともであろう。
医学部の役割は、フツーの患者さんを
まともに診察できる能力の養成だから
である。
ちなみに、解剖学の養ロウ先生はT大医
学部の出身。
現場にいた先生の話なので、ホント、
生々しいなぁ。