お盆のお墓参りといえば・・・。

円山墓地

 

まるやまファミリー歯科は、明日から
3日間ほどお盆休みに入らせていただき
ます。

お盆といえばお墓参りが定番。
今年はコロナの影響で少ないカモ。

お盆には死者が戻ってくることになって
います。

死者はもはやこの世に戻ってくることが
ないから、戻ってくる日をわざわざ作る
のかもしれません。

火葬だから完全にあっちの世界へ行った
ことになる。

ヨーロッパのような埋葬なら、まだ足が
残っているから戻ってくるかもしれませ
ん。

ところで、お墓に葬られている全員が
生き返って人生を語ったら、何というだ
ろか。

昭和の前半に亡くなった人は、ひどい時
代だったよと言うだろうし、明治~大正
身分制度に亡くなった人は、身分制度も
なくなったし自由でいいなぁと言うかも
しれません。

みんなが逝った後、世界中で新型コロナ
ウイルスが流行って大変な時代になった
ことなんか、誰も知る由もありません。

昼間のお墓は人も少なくて、涼しくて
静かでいい。

お墓が怖いというのはどうも日本人の
常識らしい。

日本ならユウレイ、ヨーロッパなら吸血
鬼が出る。

ワタクシ、学生時代に授業で人体の解剖
実習をしたことがありました。

実は、実際の死体よりも、話や映画に
登場する化け物の方がはるかに怖い。

死体は動かないし、何もしなかったら
昨日も今日も同じです。

ホラー映画ならできるだけ観客を怖がら
せるように作られていますから、そっち
の方が怖くてゾクッとする。

「出るぞ、出るぞ」と思われている墓場
や解剖の実習室や慰安室で出ずに、出な
いと思われているところから突然出る方
がずっと怖い。

ところで、葬式は仏教で、坊さんにお世
話になるのですが、お墓は仏教ではあり
ません。

仏教は輪廻転生だから、死んだら「あっ
」という間に別な生き物に生まれ変わっ
てしまう。

だから墓はいりません。

事実、同じ仏教国のラオスやブータンに
は墓はないのです。

で、どちらかといえば墓は儒教。
ご先祖様や目上の人を奉らなければなり
ませんからね。

墓をつくるのは、人類でいう新人。
まぁ、現代人の特徴です。

他の動物たちはお墓をつくったりしませ
ん。
実用性も何もないですから。

他の動物たちは生きるために必要でない
ものには関心も示さないし、そんな無駄
なモノを造ったりはしないのです。

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