ワタクシ、生まれが広島なので、田舎に
住んでいた子供時代、遊び友達の家に
大きなスズメバチの巣がありました。
アレは誰が見ても危険なので、近寄りま
せんでした。
でも、ハチにもいろいろあって、見た目
は怖いけど危険じゃないハチもいました。
それがトックリバチ(写真)。
黄色と黒の模様のハチです。
このトックリバチは泥でトックリの巣を
つくります。
中に幼虫のエサになる虫を入れて、それ
に卵を産み付け、トックリに蓋をして立
ち去る。
そこでちょっとイタズラをしてみた人が
いる。
ハチが蓋をする前にトックリの底を抜き
、中のエサを取り除いてみる。
結果、ハチは何もなかったように平気で
蓋をして立ち去る。
彼らは自分が何のために蓋をしているの
か、それを考えていないのだ。
中身がなくなってしまえば、フタをする
作業なんてまったく意味ないじゃん。
だからトックリバチが巣に蓋をする行動
は、単なるキカイ的作業。
何も考えていない。
きっと何かの大きな法則に従っている
ノダ。
ワタクシもよくボーッとして過ごす日々
があるけれど、何も考えていない。
トックリバチとたいして変わんないなぁ
と思う。