ノーベル賞は、その歴史と伝統から権威
が高く、不可能に近く極めて困難なこと
の例えに使われることがあります。
例えば、「それができたらノーベル賞が
取れるぞ。」
今年のノーベル化学賞は、リチウム電池
を発明した吉野彰さんでした。
おめでとうございます。
ノーベル賞はもともとアインシュタイン
のような基礎研究にしか賞を出さなかっ
たのですが、そのうち「発見・進化」に
も賞を出すようになりました。
吉野さんのは進化に対してかなぁと思う。
私が子どもの頃、小学校の運動会で一等
賞をとれば校長先生がノートや鉛筆をく
れました。
賞を出すほうが偉いのです。
研究の価値を自分たちの「ものさし」で
決めているワケじゃなくて、他人の価値
で決められている。
その最たるものが、ノーベル賞。
ノーベル賞の受賞者の決定権を欧米人が
握っている限り、欧米の方が偉いという
ことになります。
科学の価値を決めるのは日本人じゃなく
て、ワレワレ欧米人だということ。
そういえば、ヨーロッパで始まったオリ
ンピックでも、日本人が勝ちだすと露骨
にルールを変えられてしまうしなぁ。