遺伝子に突然変異
学生の頃、口腔外科の授業でガンについ
て学びました。
ガンってのは偶然の積み重なり。
実は、何段階もの壁を乗り越えないと
ガンは発生しないのです。
まず、成長・増殖に関わる遺伝子に突然
変異が起こる。
クルマに例えると、アクセルの伝達メカ
ニズム上にちょっとした歯車の傷ができ
、それでアクセルが戻らないとしたら
自動車は常に加速された状態となる。
ガン細胞の増殖はそんな感じ。
スイッチオンになりっ放し。
また、DNA複製キコウ自体も、稀ながら
ミスプリントを犯します。
DNAは二重ラセン構造をとっています。
ちょうどファスナーのように一組の対に
なっている。
そこにミスプリントが発生したとしても
、普通特別な修復担当のタンパク質が
ミスプリントを発見してくれるので、異
常が起こりません。
でもその修復担当のタンパク質に故障が
起きていたとしたら・・・。
だから、ガンになるためには、アクセル
の問題だけじゃなくてブレーキの故障も
問題となってくるのです。
そんなことをガンに詳しい専門家の先生
が言っていました。