お口を大きくア~ンしたら、俗に言う“ノド
チンコ”の下に、喉頭という部分があります。
喉頭の後ろに鼻から空気の入る気道があって、
その下に胃に向かう食道と、肺に向かう気管が
分かれています。
これは、耳鼻咽喉科の領域。
歯医者はだいだい口の入り口あたりが仕事場。
以下は、ノド付近に詳しい専門家の先生が
言ってた話です。
動物は口をききません。
つまり、肺への空気の出入り口である喉頭が
まぁ、鼻に突っ込んでいるから。
空気は素直に鼻を出入りするだけで、口には
抜けにくい。
だからウマもブタも鼻を鳴らすのであって、
口で鳴くのではありません。
ネコやイヌのような食肉類は大きな肉の塊を
呑み込むことが多いので、喉頭がノドの奥を
ふさいでいては具合が悪い。
そこで、これも筋肉の収縮によって、まぁ、
努力によって喉頭の位置を下げることができる。
それで、ワンとかニャーとか口をきく。
ヒトが楽々口をきくのは、喉頭の位置が低い
から。
だから、間違って気管にモノが入ってしまっ
たら、セキ込んでしまう。
まぁ、ヒトの喉頭の位置がウマやブタと同じ
ような高さにあったなら、ヒトは鼻を鳴らす
方が得意になっているでしょうし、美しい歌
声は期待できそうにありません。