「シェーン!カムバック!」
BSテレビで、診療のお昼休みによく
西部劇をやっています。
時々見ていました。
アメリカの開拓の時代は、17、8世紀の
当時、女はほとんど東部にとどまっていて、
フロンティアで西まで行った女性はごく
わずかでした。
「西部開拓史」には、「カリフォルニアに
行けば男40人に女1人」と書いてアル。
一人の女性を数十人の男たちが奪い合い、
結局1人だけしか選ばれない。
で、「女なんてろくなもんじゃない。男
同士の友情が一番さ。ほんとの男は女に
選ばれることなく死んでいくのさ」と
言って、女に選ばれなかった膨大な数の
男たちはみんな死んでゆく。
そしてその骨は西部の荒野に埋められた。
それじゃあ、死んだ男たちが浮かばれない。
ということで出来たのが、西部劇。
だいたいストーリーでは、女は捨てられ
るか死んで終わりです。
12月3日のブログの「シェーン」も
やっぱ最後は結局、男は女のもとを去って
いった。
子孫を残さずに、その名も記憶する人も
残せなかった数十万の男の死者たち。
その人たちがいたお蔭で、アメリカという
国の今の姿があるのです。