「RASHOMON」(羅生門)という一般名詞

映画「羅生門」サッカーワールドカップの最中だというのに、「紀州のドン・ファン」の不審死の真相解明アレコレが連日テレビを賑やかしています。

世間の関心が高いんですね。

それを見ていて、あの黒澤明の映画「羅生門」を思い出しました。

あの「羅生門」、事件があって当事者の言い分が3人3様で、真相がわからない。

で、終わってしまうっていう映画。

それで、複数の証言があって真相がわからないことを英語で「RASHOMON」(羅生門)と言うらしい。

黒澤映画からつくられた一般名詞だとか。

日本語ではまぁ、「藪の中」。

アメリカの小説なら「誰が犯人でしょうか」という風にもっていくのに、この「羅生門」、「ホントのことはわからないんだよ」ともってきた。

まぁ、正解はひとつなんだよと考える西欧人にはインパクトがあったんでしょうね。

長いこと日本人をやっていると、「まぁ、そんなこともあるんだなぁ」とか、「まぁイロイロやね」でうやむやにされても、たいして驚かないのデス。

ブログ一覧