患者さんに”今日の調子はどうですか”と聞くと、時々、”肩が凝っています”という返事がかえってきます。
まぁそれはいいとして、その肩こり。
肩のところにある肩甲骨は、上半身の骨盤です。
肩甲骨まわりの筋肉は、人類の祖先が4本足で歩いていたとき、上体の半分の体重を支えていたと考えられています。
だから現在でも、肩甲骨のまわりでは非常に強じんな筋肉が発達している。
ところが、デス。
人類の祖先が進化して2本足で歩くようになった。
すると、負荷が肩甲骨の周りの筋肉にかからなくなった。
そこで、血液がそこに留まって血のめぐりが悪くなる。
おまけに2本の腕がブラブラしているので肩の関節付近に負担がかかっておる。
肩をもんでもらった時には、このうっ血が流れるので一時的には治ります。
でも、一時的。
だからマッサージは根本的な解決にはなりません。
じゃあどうしたらいい?ものの本には、昔に戻って4本足で歩けばいいと書いてある。
4本足はムリだから、四つんばいになってゾウキンで床でも拭こうか。