骨は歯を支えるモノ。
歯周病治療するにあたって、その骨を抜きにして語れません。
もともとヒトは350本の骨を持って生まれますが、成人すると206本になります。
骨は重そうにみえますが、実は体重の20%程度。
その骨、大きく分けて2つの成分でできていて、鉄筋コンクリートに例えたら、鉄筋のようにしなやかな部分がコラーゲン。
そこに硬いカルシウムやリンといったミネラル成分がコンクリートのようにくっついて、硬さとしなやかさを兼ね備えるのです。
でも年を重ねるにつれてコンクリートにあたるカルシウムやリンがだんだん減ってきて(男性では60才位~、女性は45才位~)、その結果骨はだんだん弱くなっていくのです。
よく骨密度がどうのこうのと言いますが、骨密度っていうのは、骨を構成するカルシウムやリンなどのミネラル成分がどれくらい詰まっているかということ。
詰まっていれば骨が強くなり、スカスカになると弱くなるのです。
じゃあどうすればいい?若いうちにたくさん骨をつくって貯金しておくことです。
まぁ、若い時からカルシウムやビタミンDの多い食事をとって、お日様のもとで適度の運動をしておけば骨貯金ができるのです。