日本人は80才までに28本ある歯のうちの半分を失い、入れ歯になる人が多いのですが、同年代のスウェーデン人は、平均20本の歯が残るといいます。
ワタクシも確信を持っているわけではありませんが、”8020運動”の起こりは、これが基になっているのでは?この差の理由は、日本人の歯についての知識が根本的に間違っていたから。
中高年は歯周病かムシ歯で歯を失いますが、両方とも口の中にあるバイオフィルムが原因。
バイオフィルムって何かというと、朝起きて歯を触るとネバネガした膜が残っていたら、それがバイオフィルム。
まぁ、昔はプラーク(歯垢)と呼んでいたヤツです。
これを理解せずに間違った歯磨きや治療を受けて、結局歯を失う人が多いのです。
バイオフィルムの中には、歯周病やムシ歯の原因菌が、1グラム中1000億個もいます。
歯周病は、歯と歯ぐきのスキマにある歯周ポケットにバイオフィルムが繁殖。
歯周病菌が感染してソシキを破壊。
放っておくと骨がドロドロ溶けて、歯が抜け落ちるのです。
日本昔話で、老婆が「ヒヒヒッ」と笑った時口の中を見たら、糸切り歯(犬歯)しか残っていませんが、アレ、歯周病で、その他の歯が抜け落ちたのだと私は勝手に思う。