よくチビッコの患者さんに聞かれる質問があります。
それは、「なぜ、甘いお菓子を食べるとムシ歯になるの?」というモノ。
お母さんたちは、何となく経験からわかっているのですが、いざ説明しようとすると・・・・・???では、ワタクシが・・・。
普通の状態では、歯の表面はカルシウムに覆われているので、ムシ歯菌がいても何も起こりません。
ところが、甘いものを食べると、数十秒後に乳酸などになって口の中の酸性度が上がるのです。
すると酸が歯の表面のカルシウムを溶かします。
ふつうなら、糖分を飲み込むとツバの作用によって口の中はアルカリ性に戻り、歯の溶け出した部分は修復されます。
ところが、甘いものばかり口の中に入れていると修復が間に合わなくなるのです。
そして、ムシ歯菌が歯に取りついてどんどん穴が大きくなって、ついには・・・。
要は、口の中にだらだら長い時間甘いものを含ませているのがいけないんです。